DV被害も住宅保険の対象 AXAの画期的な新サービス

住宅保険への加入が法律によって義務付けられているフランスでは、万が一の火事や洪水によって自宅に住めなくなった場合に保険会社が仮の住まいを提供してくれるそうです。

この“住めなくなる理由”は決して火事や洪水だけではありません。ドメスティック・バイオレンス(DV)も自宅を離れる十分な理由であるはず――大手保険会社AXAはこの度、業界としてはとても珍しい“とある文言”を保険規約の中に追記しました。

その告知動画では、DV被害に遭ってしまった女性たちの助けを求める叫びと、それに応えようとするAXAの強い想いが紹介されていました。

“Three Words(たった3つの言葉)”という施策は、文字どおりAXAの住宅保険の適用範囲に「DV被害に遭ってしまった場合を含む(and domestic violence)」を追記したもの。物理的な制約から離れたくても離れることができないDV被害者たちに仮の住まいを無償提供することで、誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指すという想いが込められているようです。

サービス変更を知った人々からは「20年前にこうなっていたら私の人生は変わっていたかもしれない。今苦しんでいる人はみんな助けを求めよう」をはじめとした肯定的なコメントが多数集まりました。保険会社と広告代理店がタッグを組んで、社会問題を解決へと導こうと試みた事例でした。

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