リアルもフェイクも歓迎 銭湯を彩る鏡広告を公募・展示
銭湯の洗い場や脱衣所で、ふと目に入る「鏡広告」。近年では鏡が設置されていても広告は掲出されていない……という銭湯も少なくありません。また、この鏡広告は関西圏で盛んに行われていたといい、地域に根付いた商店や企業がコミュニティーに向けてその存在やサービスを伝える重要なメディアでした。
そんな浴場の鏡を“創造のキャンバス”ととらえた「鏡広告フェスティバル」が、西小山・東京浴場(東京都品川区)で行われます。期間は2025年6月28日(土)から30日(月)までの3日間、法人や個人からひろく鏡広告のデザインを募集し、受賞作を浴場内で掲示するというイベントです。
\鏡広告フェスティバル開催!/
6月28日~30日まで、みんなの考えた架空の企業の鏡広告を掲示するイベントです!店内にてデザインを募集しておりますので、お気軽にご参加ください!\(^o^)/
大賞に選ばれた作品は実際に鏡広告にします!
それ以外の作品も浴場に貼りだしますのでお楽しみに!! pic.twitter.com/Zj7rG3TCfG— 西小山 東京浴場 (@245tokyoyokujo) June 11, 2025
個人からは、東京浴場の店内で「架空企業の鏡広告」をめぐるデザインを受け付け、企業からは法人受付フォームからの参加を募っています。
それぞれ、大賞に選ばれた作品は鏡広告を制作して、同施設の浴室に掲出。法人部門においても、広告出稿にかかる費用負担はありません。参加型のアート&コミュニケーションイベントとして実施するといい、そのテーマは「老舗銭湯、鏡広告で若返る!」です。
昨今のサウナブームから存在が見直された銭湯。ヘアケアやボディケア製品、入浴剤などのプロモーションイベントの舞台によく選ばれていることは言うまでもありません。
その裏側で、銭湯の廃業が続いていることも事実です。家庭に風呂設備が普及した高度成長期の“危機”を乗り切っても、経営者の高齢化・後継者不足、施設の老朽化、そして燃料費の高騰に打ち勝てない現状があるようです。

西小山 東京浴場外観
このイベントでは、惜しくも大賞に選ばれなかった作品群もラミネート加工をして浴室内で展示され、浴室内が手作りの「広告アイデア」であふれます。
あえて、近年人気が高まっている“レトロな鏡広告”スペースの広告主を募らず、お風呂で広告を楽しもうという切り口は、本来銭湯にあるべきコミュニケーションを広告を介して再構築するイベントだといえます。
その他のPR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=25
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

0