世の中にある「ばかげたこと」に目をつけた、スニッカーズの盲点を突く屋外広告

Case: Hungry mistakes

「お腹がすいている時、君は君じゃない」というタグラインでグローバルプロモーションを展開しているスニッカーズが、アメリカのニューヨークで実施した愉快なアウトドア広告をご紹介します。

今回の広告のポイントは、「クリエイティブそのもの」ではなく、それを掲示している「場所」です。

まず1つ目の掲示場所がこちら。

ドアノブの内側に鍵穴があり、明らかに設計ミスだと分かります。

あえてこのそばに貼りつけた広告ステッカーのコピーには、“You make mistake when you’re hungry”(お腹が空いたら失敗します)とあります。

市民が“ついつい目がいってしまいがちなおかしなコトやモノ”のそばで、同時にスニッカーズの広告を見てもらい、「お腹がすいている時、君は君じゃない」というメッセージを腹落ちさせるというコンセプトだとわかります。

続いて2つ目の掲示場所はドア。

「Floor 7st」となってますが、綴り間違いですね。

3つ目の掲示場所は道路。

矢印の通り進んでしまうと手すりに激突してしまいます。

4つ目はタイル。

そこだけ魚の図柄のタイルが、前後逆になってます。

5つ目は入口扉。

「Enter here」と「Do not enter」と書かれていて、どうしていいのかわかりません。

6つ目は手すり。

手すりは階段の昇りに合わせて徐々に上がらなければいけないのに、下がっていますね。

ニューヨーク市内に実際にある「おかしなこと」に目をつけて展開された、スニッカーズらしいユニークな広告キャンペーンでした。

世界各地で実施されたスニッカーズの広告に関心のある方は下記もご覧ください。
スニッカーズのユーモアあふれる広告(まとめ)

(via Ads Of The World)

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