アップルウオッチに対抗!高級腕時計ブランドが出稿した「こちらも負けずにスマートだ」という新聞広告

Case: Runwell

今話題の“時計”と言えば米アップル社が間もなく発売する腕時計型ウエアラブル端末“アップルウオッチ”でしょう。4月10日に開始された事前予約は、当初の予定を大幅に上回りすでに供給可能な数を超えているといいます。

この空前の“時計”ブームに、伝統的な時計メーカーはどのように挑むのか。ただ静かに見守るのか、あるいは何かしら対応策に打って出るのか?アップルウオッチを意識した戦略を行使することは、アップルウオッチを脅威として認めたことになり、また戦略そのものが更にアップルウオッチの話題性を高めることにもなりえます。

各社悩むところですが、デトロイト発の高級時計ブランドのShinolaは、あえてアップルウオッチに挑むことを決意しました。

Shinolaは伝統的な時計に相応しく伝統的な2紙『New York Times』と『Wall Street Journal』にアップルウオッチを意識した下記のような広告を掲載しました。

Runwellというシリーズの腕時計のもので、Runwellの価格を549ドルに設定し、アップルウオッチの最低価格550ドルとほぼ同基準のものとした上で、『Runwell、十分にスマートだ。』とのタグラインを記しています。

タイトルは…

見るだけで正確な時間を確認することができる、スマートな腕時計

タグラインの下には

夜な夜な充電する必要がないほどスマートな時計。
ソフトウェアのアップグレードの必要がないほどスマートな時計。
ヴァージョンアップが来年だけでなく永遠に必要ないほどスマートな時計。
デトロイトの時計メーカーが製造し、一生あるいはそれ以上のShinola保証が付いた時計である。

と書かれており、細部までアップルウオッチを意識して制作されています。

革新的な“時計”に挑む伝統的な時計メーカーのウィットに富んだプリント広告でした。

(via Adweek)

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