崖の下のホテル？悲惨な事実を訴えるイタリアの広告

Case:Hotel

イタリアでは夏の間にペットの投棄が増加傾向にあると言います。しかもその方法として最も一般的なのが、休日にどこかへ出掛けた際に、その道沿いで捨ててしまうというもの。

そんな「捨てペット 」をなくすために非営利組織のENPAが制作した広告をご紹介します。
道路サイドに突然現れれる派手な看板。その看板は、なぜか道路の崖下を矢印で示し、まるでそこにホテルがあるかのような内容となっています。

キャッチコピーは…

「Don’t let their holiday end here.（彼らの休日をここで終わらせてはいけません）」

あえて道路の道沿いに“あり得ないホテル”があるようなビジュアルにすることで、ペットの投棄が起きているという事実を知らない人の心にも刺さるような広告として仕上げています。

他にも、高速道路の途中に電飾看板があるもの。

明らかにホテルがないような荒廃した場所に、看板を設置しているビジュアルなどが制作されています。

高速道路やパーキングエリアなどで多く発生するペットを捨てるという行為。ENPAはペット放棄の事実を伝えるとともに、ペットが一緒に宿泊可能なホテルの推進を行っているということです。

広告が効果を発揮することで、こういった悲しい行為がなくなることを祈るばかりです。

Written by Chiba Yuki

参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/print/enpa_hotel_1
http://adsoftheworld.com/media/print/enpa_hotel_2
http://adsoftheworld.com/media/print/enpa_hotel_3