\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<8/10-8/16>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。
今回は、ベックスコーヒーショップ、豊島屋、SABON、にゃんぴんぐCar、デコホーム×ちふれの事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. Suicaのペンギンで夏の来店動機を創出 ベックスコーヒーの販促キャンペーン

株式会社JR東日本クロスステーション フーズカンパニーが運営するベックスコーヒーショップは、2026年8月3日(月)から「夏のSuicaのペンギンキャンペーン」を順次開催しています。猛暑が続く夏季に、駅利用者が気軽に水分補給や休息ができる「夏のエイドステーション」として店舗を位置付け、Suicaのペンギンを活用した企画で来店のきっかけを提案しています。
2026年8月3日(月)から8月31日(月)までは、エントリー後にJRE POINT WEBサイトに登録したSuicaで所定の購入条件を満たすと応募できるキャンペーンを実施。また、2026年8月25日(火)から9月7日(月)までは、交通系電子マネーでドリンクを含む600円(税込)以上を購入した人へ、限定デザインのSuicaのペンギンステッカーを配布します。
裏面に記載された合言葉を公式LINEアカウントへ送信すると限定壁紙を受け取ることができ、店頭で受け取った特典をデジタルコンテンツへ自然につなげています。ポイントキャンペーン、限定グッズ、ステッカー配布、LINE限定壁紙を組み合わせることで、店頭での購入からデジタルコンテンツまで複数の接点をつくりました。
多くの人に親しまれているSuicaのペンギンを入口に、夏場の休息需要と店舗利用を結び付けた販促キャンペーンです。
2. 毎年待ち遠しい「鳩の日」へ 豊島屋に学ぶ記念日マーケティング

株式会社豊島屋は、創業日である8月10日の「鳩の日」に、鳩サブレーをモチーフにしたシリコンポーチ「はとっこ」を限定販売しました。
「鳩の日」は、創業日と代表商品にちなみ、お客様へ感謝を伝える日として毎年展開している取り組みです。限定商品の販売や特別価格での商品提供、関連店舗での限定メニューなど、その年ならではの企画を用意することで、創業日を生活者が参加できるブランドイベントへと育てています。
注目したいのは、長年親しまれてきた鳩サブレーを、「食べる商品」から「持ち歩くブランド」へと広げている点です。
「はとっこ」は鳩サブレーを収納できるだけでなく、リップやイヤホン、小物入れとしても活用できます。代表商品を日常で持ち歩く理由をつくることで、食べる体験だけで終わらないブランド接点を生み出しています。
企業の記念日は毎年訪れるものの、一度きりのキャンペーンで終わってしまうケースも少なくありません。一方、豊島屋は毎年異なる限定商品や企画を展開することで、「今年の鳩の日は何が登場するのだろう」という期待そのものをブランド資産へと育てています。
3. CMだけに終わらせない 田中樹起用・SABONのアンバサダー戦略

SABON Japanは、SixTONESの田中樹さんを新アンバサダーに起用し、新CM「SABONでOff」篇、「香りでON」篇の放映を開始しました。
アンバサダーマーケティングでは、知名度や話題性だけでなく、ブランドの価値観を体現できる人物を選ぶことが重要です。SABONは、田中さんの自らを磨き続け、自然体で優しさにあふれる人物像を、「日々をひた向きに生きる人々の心と肌に安らぎを届けたい」というブランドメッセージと重ね合わせました。
注目したいのは、アンバサダー施策をCMだけで終わらせていない点です。特設サイトではCMに加えてメイキングやインタビュー映像を公開するほか、「#田中樹とSABONしよ」と題したSNS動画を配信。
全国の直営店舗では店内放送「田中樹のSABONトーク」やポスター展開に加え、ボディスクラブや数量限定キットの販売も実施し、オンラインからリアル店舗まで一貫したコミュニケーションを展開しています。
CMで興味を持った生活者が、SNSや特設サイトでブランドへの理解を深め、店舗で商品や世界観に触れる流れをつくることで、一過性の広告接触ではなく継続的なブランド接点を創出。アンバサダーを広告出演者ではなく、商品の魅力とブランドの世界観を伝える存在として活用しています。
4. 夏休みに猫と旅に出る|三鷹発・猫専用レンタルキャンピングカー

2026年8月1日(土)、にゃんぴんぐCarが猫と一緒に出かけるための猫専用レンタルキャンピングカーの提供と予約受付を、東京都三鷹市で開始しました。
サービスの出発点は、代表の吉武ニキータさん夫婦が、真夏に保護した猫を家族として迎えた経験でした。「預けるか、旅行をあきらめるか」を繰り返すうちに、猫と人が離れずに過ごせる時間を増やしたいという思いに行き着いたと説明しています。
同社は将来的に、災害時に車両を被災地域へ運び、猫と暮らす人へ一時的な滞在空間として貸し出す仕組みも目指すといいます。すべての猫に外出を勧めるのではなく、個体差を尊重したうえで「新しい選択肢のひとつ」にしたいという立場を示しました。
自分自身の困りごとを起点に対象を猫に絞り込み、脱走・温度・留守中の様子という固有の不安を装備でひとつずつ解消していく。にゃんぴんぐCarは、ニッチな不便を具体的な設備へ落とし込む道筋を見せています。
5. インテリア雑貨店で化粧品に出会う デコホーム×ちふれの異業種コラボ

ニトリのインテリア雑貨店「デコホーム」とちふれ化粧品は、インテリア売り場でスキンケア商品を販売する協業に取り組みました。
両社が共同開発したのは、デコホーム専売の「ちふれ もっちり 保湿シリーズ」です。化粧水2種、乳液、クリームの全4アイテムを、2026年9月1日(火)から一部デコホーム店舗およびニトリネットで販売します。
今回の協業の背景には、「お客様の暮らしをよりよいものにする」という共通の理念があります。異なる領域で事業を展開する両社ですが、生活者の暮らし全体に寄り添うという共通点を軸に、それぞれの強みを掛け合わせています。
協業のポイントは、商品を共同開発したことだけではありません。デコホームの売り場や世界観そのものを、ちふれとの新たな接点として活用している点にあります。販売する場所を変えることで、化粧品との出会い方も変えています。
インテリアを選ぶ時間の中に、スキンケアを選ぶ体験を組み込む。デコホームとちふれの取り組みは、共通する理念を起点に、異業種の売り場と商品開発力を結び付け、日常の買い物へ新たな選択肢を加えた協業マーケティング事例といえるでしょう。
生活者の暮らしに溶け込み、商品の提供にとどまらない新たな価値や選択肢を届ける取り組みが集まりました。
オンラインと店舗の連携や、身近な持ち物・普段の買い物の中に組み込む工夫を通じて、日常のさまざまな場面でブランドを体感できる機会を広げています。
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