\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<7/6-7/12>

PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。

今回は、農心ジャパン、JR東海、タリーズコーヒー、イースト駅前クリニック、ポプラ社の事例紹介記事をまとめてお届けします。

1. 40周年の辛ラーメンが「夏×辛さ」で攻める 海の家に真っ赤なポップアップ登場

株式会社農心ジャパンは、即席麺ブランド「辛ラーメン」のポップアップストア「SPICY HAPPINESS IN summer!」を、2026年7月11日(土)から9月13日(日)まで実施しています。出店場所は、神奈川県藤沢市の片瀬西浜海水浴場にある海の家「AOSHIRO RESORT」内です。

ブランド誕生40周年の節目を迎え、2年ぶり3回目となる江の島での海の家出店となり、「夏もたのしい!辛ラーメン。」をテーマに、過去最大級のスペースで展開されます。

同ブランドはこれまで、トレンド発信地の原宿や厳冬期の札幌など、それぞれ特色の異なるロケーションでポップアップを実施してきました。

今冬の「さっぽろ雪まつり」の時期には、極寒の屋外スケートリンクという寒さを味方につけて、温かい1杯のおいしさをストレートに訴求。一転して今回の海の家では、一般的にラーメンの需要が落ち込みやすい盛夏に、暑いからこそ汗をかきながら辛いものを食べる体験を提供します。

「夏×辛さ」という逆張りのコンセプトのもと、新しい食べ方やカルチャーを提案する本施策。出店場所の選定に意味を持たせて仕掛けることで、定着したブランドでありながら新鮮な魅力を提示し、ブランドの存在感や世界観を広げる設計です。

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2. 猛暑が変える観光のかたち「そうだ 京都、行こう。」が仕掛ける夜の京都観光再編集

東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)は、2026年4月16日(木)より実施している「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン緑の彩り編において、京都の夏をより深く楽しむための新プランと最新情報を発表しました。

32年続く「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンは、これまで数々の京都の魅力を発信してきました。今回注目したいのは、CMで描かれた世界観を広告の中だけで完結させず、実際の現地体験へと接続している点です。

CMの舞台となった青蓮院門跡では、2026年7月17日(金)から8月23日(日)まで、初となる夏季ライトアップイベント「そうだ 京都、行こう。Presents 青蓮華の夏灯り―青蓮院門跡―」を開催します。

これまで夏の京都は、「暑い」「人が多い」「昼間の観光が大変」といったイメージを持たれがちでした。

しかし、夜間特別拝観やライトアップ、ナイトイベントを組み合わせることで、暑さを避けるだけでなく、昼間とは異なる静けさや幻想的な景観を楽しむ観光体験として提案できます。

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3. タリーズとTXTの夏限定コラボ 半年間のファン分析で若年層を呼び込むブランド戦略

タリーズコーヒージャパンは、2026年7月8日(水)から全国の店舗にて、韓国の5人組グループ「TOMORROW X TOGETHER」とのコラボレーション商品を発売します。
2027年に創業30周年を迎える同社にとって、若年層との接点を広げるために企画した、海外アーティストとの初コラボレーションです。

トレンドと同社らしさの調和を追求するため、商品開発にあたっては、担当者が実際に何度もライブ会場やイベントへ赴き、ファンの熱量や嗜好を観察してきたとのこと。

表面的なトレンドを取り入れるのではなく、ファン心理を理解したうえで商品へ落とし込むため、半年以上にわたり議論と試作を重ねてきたといいます。

緻密なファン分析で見出したニーズの反映は新規層へ届き、それをタリーズのクオリティに落とし込む設計は既存客の満足感にもつながるでしょう。
知名度だけに頼らない手法で若年層の獲得を目指す、ブランドの軸を守りながら新たな文化圏への架け橋をつくるIPコラボ施策です。

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4. AGAの悩みに“追い風” イースト駅前クリニックがドンデコルテを起用した理由を探る

AGA・ED治療を全国展開するイースト駅前クリニックは、新CM「風見鶏篇」を2026年7月1日(水)より順次公開しました。新アンバサダーに迎えたのは、「M-1グランプリ2025」で準優勝を果たしたお笑いコンビ・ドンデコルテ(渡辺銀次さん、小橋共作さん)です。

AGAやEDといった男性特有の悩みを扱う広告は、デリケートな悩みのため正面から語るほど見る人が目を逸らしてしまう難しさを抱えています。そこで同クリニックが選んだのが、ユーモアを交えてメッセージを届けるアプローチでした。

深刻になりがちな悩みをユーモアで包み込み、あえて突拍子もない世界観に仕立てることで、視聴者が笑いながらテーマに触れられる入口をつくり出しています。

この起用が響く理由があるとすれば、話題性だけでなく“当事者性”が土台にある点だと考えられます。

「自分たちも悩んでいたからこそ、等身大のリアルなエールを届けられる」という2人の姿勢が背景にあるため、悩みを茶化すのではなく、通ってきた側からの励ましとして笑いが受け止められるのではないでしょうか。

時機の熱量に乗りつつ、当事者性でメッセージの厚みを支える。ヘルスケアのように扱いの難しい商材をコミカルに描いたCM事例です。

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5. 渋谷駅に”不穏な柱広告”が出現 ホラー作家・背筋の新刊と映画化を同時告知するOOH

株式会社ポプラ社は、ホラー作家・背筋氏の最新小説『目が』を2026年6月25日(木)に発売したことに加え、前作『口に関するアンケート』の実写映画が7月3日(金)より公開されることを記念し、大型の柱巻広告を掲出しました。

映画の公開に伴う注目度の高まりに合わせて新刊のプロモーションを連動させ、双方の相乗効果で作家の認知と話題性を一気に高める設計となっています。

今回の広告では、作品内のフレーズを主軸に置いた文字メインのクリエイティブを採用。

柱巻広告は、通路を歩く人の視界に複数の面から入り込むため、壁面広告よりも身体的に近い距離で接触しやすいメディアです。その特性を生かし、歩き進むにつれて不穏なセリフが次々と視界に入る構造が、ホラー作品特有の何かが張り付いてくるような感覚を連想させるでしょう。

白い面に文字だけを浮かび上がらせたデザインでセリフの異常性を際立たせ、じわじわと迫る恐怖を空間全体で自然に体現しました。

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先週は、夏の暑さによる需要低下や観光の障壁に対し、逆張りの発想や、夜への時間シフトによって活路を開く施策が注目を集めました。

季節の逆境をフックに変える視点は、定着した商品やサービスであっても、切り口ひとつで新鮮な価値を生み出せるという気づきを与えてくれます。

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