“フジワラシャチョー”が本音を届ける 大和財託のCM設計

大和財託株式会社が、代表取締役CEOの藤原正明氏をモチーフにしたキャラクター「フジワラシャチョー」が登場する新CM「決意でズバズバ」篇を放映開始しました。

本CMは、「不動産投資で損をする人をゼロにしたい」という同社の想いを軸に、フジワラシャチョーが不動産投資の本質へ率直に切り込む内容です。

テレビ東京系列『日経スペシャル ガイアの夜明け』で放映され、YouTubeにも本編動画が公開されています。

今回注目したいのは、代表者本人の思想や熱量を、キャラクターという親しみやすい表現に変換している点です。

不動産投資は、生活者にとって関心があっても、専門性が高く相談先を選びにくい領域といえるでしょう。企業が正しさや実績を説明するだけでは、情報としては伝わっても、受け手の記憶には残りにくい場合があります。

そこで大和財託は、代表の藤原氏をデフォルメしたフジワラシャチョーを前面に出しました。業界の本質をズバズバと語るキャラクターを立てることで、会社としての考え方や本音を、硬い説明ではなく一人の人格として受け取れる設計にしています。

経営者の個性をブランド資産に変える人格ブランディングの一つといえます。代表者の顔や言葉をそのまま出すのではなく、キャラクター化することで、信頼感と親しみやすさの両方を持たせました。

また、大和財託はフジワラシャチョーをTVCMだけでなく、交通広告でも展開。JR東日本(首都圏全線)やOsakaMetro御堂筋線に掲出された広告では、投資や資産形成に対する生活者の迷いを吹き出し形式で表現し、「大和財託にも聞いてほしい」というメッセージへつなげています。

先にデジタル広告や交通広告でキャラクターの世界観を見せ、そのうえでビジネス層との接点があるテレビ番組枠へ展開する流れは、認知の広げ方としても有効な設計といえるでしょう。

キャラクターを単発のCM表現で終わらせず、複数の媒体で反復接触させることで、ブランドの記憶定着も期待できます。

経営者の思想をキャラクター化し、デジタルや交通広告、TVCMへ広げる流れは、企業の本音を伝える広告コミュニケーションの好例です。

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