ピザ審議会は認めなくてもおいしい!“ピザもどき”の正体とは

日本ではカルビー傘下のジャパンフリトレーによって販売されているチーズスナックのチートスは、アメリカをはじめとした欧米圏では定番のスナック菓子としてさまざまな年代から愛されています。

そんなチートスの主力であるピザ味は、濃厚なチーズ味の中に深い旨味とトマトを連想させる酸味が同居し、特に支持を集めているそうです。そのピザ味の魅力を詰め込んだ……かと思いきや、あえて自虐風の演出でその味を際立たせた変化球CMがアメリカで公開されました。

“Pizza Council(ピザ審議会)”という動画に登場するのは、ニューヨークの地下と思われる場所に集まった4人の男女。「このピザ味のチートスがピザだなんて認めない……まあおいしいんだけどな」や「これがピザなわけないだろ、馬鹿馬鹿しい」と批判を繰り返す4人。実はニューヨークには多くのイタリア人系の移民が住んでいて、アメリカの中でも特にピザにはうるさい街として知られているのです。

本場を知る人たちには認めてもらえなくても、次点になれればいい……そんな思いが込められたフレーズ「ピザ界で2番目においしい、ピザもどき」がラストカットで映し出されます。本物のピザにリスペクトがあるからこそ自社をしっかりと“2番手”に置きつつ、逆に言えばチートス以外のピザ味のスナックには負けないという力強い宣言でもあります。

ピザにはなれなかったけれどもピザ味のスナック菓子界隈では紛れもなくトップである、というメッセージを自虐風の演出で印象的に描いたクレバーなCMです。

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