銀行印としても使える!印鑑の推しアイテム化で、必要ない時代ゆえの新しい価値を

「痛車」「痛チャリ」「痛PC」など人気アニメやゲームのキャラクターがデザインされた「痛アイテム」の中でも、実用性のある印鑑は2013年の登場から続々とアニメやゲーム作品とのコラボが展開され、新規キャラクターが登場するなど、いまだに人気の衰えないアイテムです。「痛印」「萌えはんこ」などと呼ばれ、荷物の受け取りといった日常使いから銀行印としても使用でき、実際に婚姻届や届け出書類など公的なシーンにおいても使ったという猛者もいるようです。

2021年にはデジタル庁が創設され、国を挙げてデジタル化やDX化を推進している今、時代の流れに逆行する象徴のように悪者扱いされることもある「ハンコ」ですが、推しのキャラクターと自分の名前が並んだハンコなら積極的に使いたくなってしまいますよね。

そんな中、人気アニメ『名探偵コナン』のキャラクター入りはんこ「名探偵コナン はんこコレクション」に、SNSよりリクエストのあった10種類のキャラクターが追加されました。コナンに新一、キッド、安室、赤井といったおなじみのキャラクターに、ウォッカやジェイムズ、キャメルなど10キャラクターが追加され全47種類に!

フォントも3種類より選べ、名前ではなくメッセージ入りにアレンジすることも可能です。ポンポン押せるセルフインクタイプ、さらに全国ほとんどの金融機関で登録できる木彫りタイプ、黒水牛タイプの合計3タイプと使用用途に合わせてオーダーできます。ハンコを押してお名前つけシールがつくれる耐水性の丸型シール「ぺたまる」(別売)を使えば、さらに使いみちが広がります。

年々拡大傾向にある「オタク市場」において、規模が最も大きい分野は2021年時点の「アニメ」で2,650億円。次に「アイドル」の1,500億円、以降は「同人誌」(800億円)、「プラモデル」(415億円)、「フィギュア」(346億円)と続いています(※1)。ひとつの「推し」から直接的・間接的な市場が発生し、経済圏として拡大していく傾向は今後も続くでしょうから、よりファン心理をくすぐるコラボ形態を実現することで、新たな市場の開拓者になることも夢ではなさそうです。

・※1出典元:矢野経済研究所「オタク」市場に関する調査を実施(2022年)

©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

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