自動車産業に向けて呼びかけよう。2051年の素晴らしい未来に向けて、いまできること

国際環境NGOのグリーンピースが、自動車メーカーに対して排気ガスを出す車の生産をやめるよう促すキャンペーン「#DriveChange」への参加を呼びかけるため、「脱炭素化を実現した30年後の世界」にテーマにした動画を公開しました。

ガソリン車を廃止し、環境保護へと大きく舵を切った人類が暮らす2051年。CO2排出による地球温暖化、気候変動、海面上昇などの問題はすべて過去のものとなり、いまは緑あふれる美しい街並みが広がっています。

ところが世の中には、この世界が気に入らない、という人も……。

車愛好家で、以前は燃費の悪いSUVを所有していたというカズヤさん。いまとなっては貴重品となったガソリンを大切に保存し、毎日その香りを懐かしんでいます。

会社員のユキさんは仕事に遅刻してばかり。以前であれば「道路が渋滞していた」という言い訳が通用しましたが、車の数がめっきり減ったいまの時代、もはや渋滞は理由になりません。

小学生の娘を持つユウトさんは、極度の心配性。以前は高速道路だった場所に作られた大きな公園でのびのびと遊ぶ娘を見て、けがはないか、肌はかぶれていないか、とくまなくチェック。「どうして昔のように家でテレビゲームをしないのだろうか」とため息をついています。

グリーンピース職員のアケミさん。「地球を守ろう!」とデモの先頭に立って活動することが夢でしたが、地球環境が改善されたいまは仕事もなく、毎日事務所で暇を持て余す毎日。

大手自動車会社の重役を務めていたサトシさんは、ガソリン車の販売が停止して十数年が経過しても、石油産業のV字回復を信じています。

こうしてガソリン車やCO2排出に恩恵を受けていた人たちを紹介したあと、ストーリーは“Hters aside, there’s a lot to love about this carbon-free future. But to make it a reality, we have to take action today(訳:気に入らないと言う人たちはさておき、大多数の人にとって、この脱炭素を実現した社会は良いことばかり。でもそれを実現するには、いまから行動を起こさなければいけません)”と終わります。

また、グリーンピースは映像の最後、#DriveChangeのペティションに参加し、自動車メーカーが脱炭素社会に向けた取り組みを推進するよう声を上げよう、と呼びかけています。

その他のCSR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=28

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