ハチとヒトの共同署名運動!? 国際環境NGOによる、ミツバチと人類の食を守る斬新プロジェクト

Case: Their Future is Our Future

ミツバチの数が世界的に減少していることが、近年大きな問題として取り上げられていることをご存知でしょうか。人間が食料とする農産物のおよそ1/3は、ミツバチの受粉によって実をつけていると言われており、ハチの数が減ってしまうことは、すなわち食糧生産が追い付かなくなることを意味します。

個体数の激減を引き起こしている主な理由として挙げられているのが、ミツバチに強い毒性を持つネオニコチノイド系農薬。EUでは対象となる農薬の使用を一時的に規制するなど、状況の改善に取り組む姿勢を見せてはいるものの、抜本的な解決には至っていません。

世界規模で環境保護に取り組む国際NGO・グリーンピースのスペイン事務局では、政府レベルでの対応を求めるべく、数年前から署名活動を行っており、今回、より大勢の人にこの問題について知ってもらおうと、ユニークなキャンペーンを行いました。

同団体が着目したのは、ミツバチの“飛び方”。巣箱の近くで飛び回る軌跡を視覚化して紙に描いたものを“ハチによるサイン”に見立て、これまでに集まった全ての署名に、このハチのサインを添えて、農林水産省に送付しようというのです。

ミツバチを守ることは、私たちの食を守るということ。グリーンピースでは、ミツバチの保護を求める署名運動に参加するよう人々に呼びかけています。


Greenpeace. Bees from Tiempo BBDO on Vimeo.

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