ウミガメ一家の目を通して描く環境破壊。英Greenpeaceによる啓発アニメ『TURTLE JOURNEY』

TURTLE JOURNEY

地球の7割を占める海。豊かな生態系を有し、私たち人間も多くの恩恵を受けていますが、その海はいま、プラスチックごみで溢れかえり、魚の乱獲や温暖化などの影響によって危機に直面しています。

様々な脅威から海を守るためには、2030年までに世界の海の1/3を保護区に設定する必要があるといい、現在国連では、国際的な海洋保護条約に向けた議論が勧められています。

世界55以上の国と地域で活動する国際環境NGOのグリーンピースは、このムーブメントを後押しするため、『Turtle Journey: the crisis in our oceans』というショートアニメ公開しました。

ウミガメの一家を主人公にした物語は、レジャーを楽しんだ帰り道から始まります。いつも通る道が渋滞していたため、回り道をすることになったのですが、海にはゴミや汚れが多く、前がよく見えません。

やっと家に着きましたが、辺りはやけに静かで、近所の人もいないいようです。

そして、母親が一足先に家に入ろうとした瞬間…人間の手によって住処が破壊されてしまったのです。

家と母親を一瞬にして失い、悲しみに暮れる家族。

動画は環境保護の必要性を訴えるメッセージと、『海を守ろう』と書かれたプラカードを持って行進するウミガメたちのシーンで終わります。

調査によると、現在確認されている7種のウミガメのうち、実に6種類が絶滅の危機に瀕しているとのこと。グリーンピースは、世界の海で進む環境破壊をくいとめるため、人々に同団体のHPで行うオンライン署名に参加するよう促しています。

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