短編映画の魅力を数行のテキストで表現した、映画フェスの広告

ロシア・モスクワで開催される短編映画の祭典Short Shot Festが、短編映画ならではの魅力と2021年度の開催を告知するために、映画のイントロダクションを1段落にまとめた2種類の脚本風プリント広告を公開しました。

“あまりにも長いあいだ暗闇の中に閉じ込められていたサラには、もはや時間の感覚などなかった。今となっては助けを呼ぶための体力も、拳を壁に叩きつけるための気力すら残っていない。そもそもサラが閉じ込められている場所は、身動きすら取ることができないほど狭かった。すべてを諦めたサラは、外の世界から聞こえてくる声に耳を傾けた。「がんばれ!」「押せ! がんばれ!」と叫ぶ、不思議な声に”

“高層ビルの屋上で必死に非常口のドアを外から押さえる銀行員の男性。中からは「お前はいずれ死ぬ運命なんだ!」と叫ぶ殺人鬼の声が響き渡る。恐怖と闘いながら全体重をドアに乗せる銀行員は、わずか10分前には自ら命を絶とうと屋上に向かっていたはずだった”

“Life’s too short for long stories…(人生は長編映画を観るには短すぎる)”というキャッチコピーが添えられたプリント広告は、短編映画になじみのない人の心を少ない文字数で掴もうと試みており、Short Shot Festの開催への期待感を醸成しています。

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