アイスリンクの一部が自宅に届く? スイスのプロホッケーチームがファンに届けた小瓶と想い

スイスのプロアイスホッケーチームZSC Lionsが、2020年のシーズン以来ずっと無観客試合を行っており少しでもファンとの繋がりを作りたいという思いから、ホームグラウンドのアイスリンクを溶かし瓶詰めにしたものをプレゼントするという施策を企画しました。

企画制作を担当した広告代理店のServiceplanは、この施策の公開に合わせて「サイレントシーズンとなってしまった2020/2021の1年間を象徴する思い出の品を作れたと思います」とコメント。生で観戦することが叶わなかった人たちに向けて、応援する選手たちが実際に汗を流したリンクそのものを渡すというオリジナリティあふれるプレゼントに仕上がっています。

Essence of Lions(訳:ライオンたちの真髄)と名付けられたプレゼント企画の発表と同時に公開されたプロモーション動画では、「ホームスタジアムでゴールを決めること以上に気持ちのいいことなんてないよ。今シーズンはファンのみんなと会えなくて本当に残念だよ」と生の声を届ける選手の姿を公開。誰にも使われることなく消滅してしまった4,175枚ものチケットと空席しかないスタジアムの姿はどこか物悲しい雰囲気を醸しています。

「私たちは、この状況の中でもファンの皆さまと喜びを分かち合うためにリンクの一部を文字通り瓶詰めにして届けました。この瓶一つ一つが私たちZSC Lionsそのものです」と説明するナレーションとともに、実際にファンに届けられた瓶の映像が映し出されます。

各種SNS上には「素晴らしいギフトをありがとうZSC Lions。誇りと共に大事にすることを誓うよ。私たちがチューリッヒ(ZSC Lionsの本拠地)だ!」や「本物のHallenstadiumの氷が家に届いた!」など、実際に手元に届いた瓶を見たファンからの喜びの声が集まりました。

その他のPR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=25

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