思わずつられちゃう?「アクビが伝染する」生理現象を応用した広告

Case: The Contagious Billboard

目の前でアクビをしている人がいたら、自分もつられてアクビをしてしまったことはありませんか?
ニューヨーク州立大学の研究調査によると、“誰かがアクビをするのを見たときに、つられてアクビをする人”は70%もいるといいます。

今回はそんな「アクビが伝染する」という生理現象を応用した、ユニークなプロモーションをご紹介します。

舞台はブラジル。朝の地下鉄構内では眠い目をこする通勤客が大勢います。構内には一枚のデジタルサイネージが置かれており、そこには1人の男性(または女性)が映っています。

このディスプレイにはモーションセンサーが組み込まれており、人がそばを通りかかるとそれを認識し、ディスプレイに映っている男性が大きなアクビをするのです。

人が大勢通れば通るほどディスプレイに映る男性がたくさんアクビをし、それに目の前の人たちや周囲がつられてアクビをして、どんどんアクビが伝染していくという仕掛けです。

その後ディスプレイには、「あなたもあくびした?コーヒータイムですよ!」と、“強いコーヒー”をウリにするブランド・Café Peléからのメッセージが表示されるとともに、すぐさまコンパニオンがあらわれて、コーヒーを試飲させてくれるという座組みでした。

つられてアクビをした大勢の人がこの試みを大いに楽しんだようです。

「眠いときには、Café Peléのコーヒーを!」というメッセージを、愉快なアプローチで“自分事”としてとらえさせたデジタルサイネージ&サンプリング施策でした。

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