社員の子どもの絵でトラックを飾る 愛着と誇りを育むコーポレートブランディング
株式会社パーマンコーポレーションは、創業60周年にあわせ、社員の子どもたちが描いた絵をラッピングしたトラック、通称「パーマン号」を製作・始動させました。

本車両は、過去の交通死亡事故を契機に発足した民間主導の「こどもミュージアムプロジェクト」に同社が賛同したことで実現した取り組みです。
このプロジェクトは、管理・監視ではなく、純粋なアートを通じてドライバーの心にゆとりを生み出し、交通事故を少しでも減らすことを目指しています。

現在、全国の数多くの運送会社や企業がこの理念に賛同し、それぞれのラッピングトラックを街に走らせる動きが広がっています。
物流用品の専門商社である同社は、絵を飾るだけにとどまらず、自社製品である「左折巻き込み防止センサー」などの安全対策商品をこの車両にフル搭載。社会活動への参画と同時に、製品の性能をリアルに伝えるデモカーとしての役割を持たせています。
車体のお披露目会には社員の家族を招待し、表彰式や乗車体験をセットで実施しました。イベント化することで、会社への愛着や仕事への誇りを醸成するインナー広報の施策として機能させています。

自分の絵が車両の一部になる体験は、子どもたちが働く親への尊敬や仕事内容への理解を深める機会となるでしょう。そしてその姿は、社員自身にとって、何よりもモチベーションにつながるはず。企業にとって理想的な好循環を生み出す設計です。
同時に、顧客や業界関係者などの外部に対しても、実利を伴う施策を展開しています。車両を展示会での商談に活用し、アートで注目を集めながら自社製品の機能をリアルに訴求。
子どもたちの絵による心理的アプローチと自社製品による物理的アプローチを融合させ、物流業界の課題である事故削減へ真摯に向き合う姿勢を社外にも印象付けています。

他組織の社会活動へ賛同しながら、社内外のステークホルダーからの信頼を多角的に高める本取り組み。企業の社会的責任を果たしつつ独自の強みも提示し、持続的な成長につなげるコーポレートブランディング事例です。
その他のブランディング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=27
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/
記事をブックマークする
記事をブックマーク済み
0