「てくてく皆様のもとへ」名菓が全国を旅する巡回販促イベント

創業1803年の老舗京菓子司「鶴屋吉信」は、ベストセラー焼菓子「つばらつばら」の発売30周年を記念した巡回イベント「旅するつばらつばら」を2026年5月21日(木)から開始します。

イベントは京都本店を皮切りに、工場製造の通常商品を店頭で手包みして仕上げ、消費期限は当日中の特別商品「ふわもちつばら」として限定販売します。

旅するつばらつばら

1996年の発売以来、長年愛されてきた定番銘菓の節目にあたり、これまでの感謝を伝えるとともに、さらなる認知再拡大を目的として全国を巡回するイベントです。

単なるパッケージ変更や割引ではなく、既存ファンとの接点強化と新しい顧客層へのアプローチを両立させる狙いがうかがえます。

ふわもちつばら

地方の銘菓が全国の百貨店などに催事出店すること自体は、業界内で頻繁に行われる一般的な手法でしょう。しかし今回の取り組みは、「お菓子が自ら旅をする」という巡業の形に落とし込んでいる点が特徴的です。

新キャラクターには、和菓子を愛する自社社員の手描きイラストから生まれた「つばらちゃん」を採用しました。

特技は「全国どこでも誰とでも仲良くなれること」、好きなことは「みんなのもとへ会いに行くこと」という設定で、キャラクターが全国さまざまな場所に登場するスタイルで、「地元にやってくる」という期待感を演出しています。

つばらちゃん

定番化しがちな催事販売であっても、消費期限や場所の制約を逆手に取り、擬人化を通じたストーリーを与えることで新しさを創出しています。

さらに、現地に行けない全国のファン向けにはWeb限定セットを販売し、社内の熱量を伝えるSNS企画も予告するなど、多角的に30周年を盛り上げる施策も用意されています。

新商品の開発に頼らず、親しみやすいキャラクターを全国巡回させることで話題を積み上げ、ファンを獲得していく販促イベントの事例です。

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