DuolingoのCM戦略|体験で親しみを育ててから広く届ける

Duolingoが5月16日(土)より全国でテレビCMの放映を開始しました。新年度の緊張感が少しほぐれ、ゴールデンウィーク明けに「何か始めたい」という気持ちが芽生えやすいこの時期に合わせた、大型の広告投入です。

注目したいのはCMの内容だけでなく、5月というタイミングです。新しい環境に慣れるだけで精一杯だった4月を経て、5月は少し余裕が生まれ「自分のためにも何かやりたい」と、新しいことに取り組むのによい季節。

一方、8連休や12連休という方もいたゴールデンウィークを明け、「やらなきゃいけないけど、気持ちが追いつかない」「やりたいと思っているが、まだ休み明け感が抜けない」という方も多いでしょう。

そこに届ける「やる気をオフっても、学べる。」「マジメをオフっても、学べる。」というメッセージ。このフレーズは、今のタイミングだからこそ響くのではないでしょうか。

また、このCMが多くの人に自然に受け取られるであろう背景には、Duolingoがこれまで積み重ねてきた施策もあります。

例えば、2025年12月には渋谷に”コンビニ”をテーマにした日本初のポップアップストア「DUOMART」を展開(詳細はこちら)。先月4月にはサントリー「伊右衛門特茶」とのコラボで、キャラクター「Duo」が「圧の強い」メッセージで話題を呼びました。(詳細はこちら)。

こうした体験型の施策やコラボを通じて「あのフクロウ」としての認知と親しみを育て、その積み重ねがあるからこそ、テレビCMが自然に届く状況をつくっています。

「何を伝えるか」「どこで伝えるか」はもちろん、「いつ伝えるか」の参考になる事例です。また、単発の広告投資ではなく、体験や話題を積み重ねてから広く訴求することで、届ける層を広げることができます。

テレビCMだけでなく、今の生活者はどんな状態にあるか、これまでどんな接点をつくってきたかを起点に考えることは、どんな企業にも共通して問い直せる視点といえるでしょう。

Duolingoの一連の動きには、そのヒントがありました。

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