北海道最少の音威子府村が世界一過密な新宿駅をジャック 全123枚の大喜利ポスター掲出
1日の乗降客数が世界一※とされる新宿駅に、北海道でもっとも人口が少ない村の広告が掲出されています。人口約600人の音威子府(おといねっぷ)村が打ち出したのは、開村123周年にちなみ、村の写真にひと言コピーを添えた全123枚、全長約15mの大型ポスターです。掲出場所は小田急線新宿駅西口地下通路で、期間は2026年3月22日(日)から28日(土)まで。
※2022年「世界で最も利用者が多い駅」としてギネス世界記録に認定

本施策は、「面白法人」を掲げ、既成概念にとらわれない企画を生み出してきた株式会社カヤックと、北海道・札幌でPRマーケティング事業を展開する株式会社メガ・コミュニケーションズがタッグを組み、音威子府村の地域おこし協力隊募集に向けて展開されました。
都市の流動性が極端に高い新宿駅という舞台で、人口規模が対極にある村が存在感を示しています。
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広告には、名物の黒い駅そばや広大な星空といった、村での暮らしのひとコマを切り取ったカットが並びます。「ベンチャーよりもフッ軽な村長」というコピーとともに、自らもポスターの1枚として登場している遠藤貴幸村長は、なかでも「読みにくい村名」にスポットを当てたポスターを、注目してほしい1枚として挙げています。


地方にある小さな村でありながら、村立の美術工芸高等学校に通う生徒は約120名となり、総人口約600人の村において、若い世代が人口の2割近くを占めているといいます。さらに近年は、地域活性化起業人が関わる取り組みも進められ、外部の知見や視点が村に入る機会も増えてきているとのこと。
1日に村の人口の約5,000倍にあたる人が行き交う新宿駅では、立ち止まって広告をじっくり読む人は、そう多くありません。だからこそ今回の広告では、そうした音威子府村の「今」を、村の日常をありのままに切り取った写真と、印象に残る短いコピーを並べるシンプルな構成で伝えています。
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目を引くメインコピー「おっといいね、おといねっぷ。」を起点に、写真へと視線が移り、「どんな村なのだろう」と想像が膨らんでいきます。人や情報量の多さに疲れを感じている人も少なくない場所で、素朴であたたかみのある村の姿をそっと届ける本施策。
その距離感が、受け取り手に委ねられた余白を生み、近年高まりを見せる地方移住への関心とも自然につながっています。
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