あなたの投稿が「あまおう桜」に 応援メッセージが福岡の電車を埋め尽くす

全国農業協同組合連合会福岡県本部とJA全農ふくれんいちご部会は、福岡市地下鉄七隈線の1編成4車両をジャックし、Instagramに集まった応援メッセージを車内に展示する「あまおうエールトレイン」を、2026年3月11日(水)から31日(火)まで運行しています。卒業・新生活シーズンに合わせ、博多あまおうを”応援の気持ち”を届けるいちごとして打ち出す「あまおうエール」キャンペーンの一環です。

あまおうエールトレイン0

この取り組みの起点にあるのは、「博多あまおうは応援いちご」というブランドコンセプトです。いちごはこれまで「食べるもの」「贈るもの」として扱われてきましたが、同キャンペーンでは「エールを届ける手段」として再定義しています。

卒業するあの人、新生活を迎えるあの人、遠くに住んでいるあの人へ、博多あまおうとともに気持ちを届けるという文脈を設けることで、農産物ブランドに情緒的な役割を与えています。

ハッシュタグ「#あまおうエール2026」をつけてInstagramに投稿すると、抽選で270名に賞品が当たるほか、応援メッセージは桜の花びらにのせた「あまおう桜」として車内を彩ります。

投稿者へのプレゼントと、投稿自体が交通広告の一部になるという二重の参加動機を設けることで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の収集から可視化、そして車両を目にした乗客が再びSNSで発信するという循環導線が生まれています。

あまおうエールトレイン03

2026年2月1日(日)から4月30日(木)という期間設定も、この循環を後押しします。卒業・入学・就職と感情の動きがもっとも大きい時期に応募期間を重ね、中盤に電車ジャックを配置することで、車両との接触が新たな投稿のきっかけとなり、参加の輪が広がる仕組みになっています。

農協・農産品というカテゴリーはプロダクトの品質訴求に軸足を置きやすい傾向がありますが、このキャンペーンは生活者の感情カレンダーとブランドコンセプトを重ねることで、情緒軸のブランディングを成立させています。

あまおうエールトレイン04

UGCを活用する際、収集した投稿をどう見せるかという設計にこそ広報PRの手腕が問われます。食品・飲料・地域産品に携わる担当者にとって、地方農産物ブランドに感情的な価値を付与するブランディング手法として参考になる事例です。

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