苦情をネタに「開けにくさ」を逆手にとったチュッパチャプスのマーケティング

「チュッパチャプスの包み紙は開けにくい」。そんな声を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。キャンディブランドのChupa Chupsが、この“開けにくさ”を逆手に取ったユニークなキャンペーンを公開しました。

今回発表されたのは、その名も「Impossible」(不可能)。ブランド史上“もっとも開けにくい”チュッパチャプスです。

動画の冒頭では、SNSで「どうしてこんなに開けにくいんだ」と不満をこぼすインフルエンサーたちの映像が流れます。そこでブランドが出した答えは、まさかの“さらに開けにくい”チュッパチャプスでした。

航空機部品やレーシングカー、防弾ベストにも使われるような特殊素材を幾重にも重ねた構造になっています。動画では火で炙る、刃物で切る、油圧プレスで潰すなどの実験が行われますが、それでも簡単には壊れません。まさに“人間では開けられない”ロリポップです。

しかしこの施策の本当の目的は別にあります。チュッパチャプスは、長年指摘されてきた包装の課題を改善し、新しい開けやすいパッケージを導入。そのローンチに合わせて、あえて“開けられない”商品を作ることで話題化を狙ったのです。

さらに、このImpossibleは世界中のインフルエンサーに送られ、「開けてみろ」という挑戦状としてSNSで拡散。チャレンジ動画を生み出す仕掛けにもなっています。

クレームを隠すのではなく、むしろネタとして活用する。チュッパチャプスの今回のキャンペーンは、ブランドのユーモアとSNS時代の拡散力を巧みに掛け合わせたマーケティング事例といえるでしょう。

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