アートとテクノロジーの融合。ボルボが“車載カメラで撮影した”写真展を開催

Case: The World’s First Photo Exhibition Shot With a Car

イギリスのボルボが、車のフロントビューカメラで撮影した作品を展示した写真展をロンドンで開催しました。

手掛けたのはピュリツァー賞の受賞歴を持つ、Barbara Davidson氏。そして撮影に使われたのはボルボのプレミアムSUV・XC60に標準装備されているカメラで、前方にいる車はもちろん歩行者や自転車、大型の動物などを感知し、衝突のリスクを軽減するための機能です。

写真の構成を決め、車をゆっくりと走らせると、カメラが被写体を四角いフレームで捉えます。人々の何気ない日常を切り取ったモノクロ写真は、何か物悲しくもあり、そして魅力的でもある、非常に味わい深い仕上がりに。

紛争や自然災害などをテーマに写真を撮り続けてきたBarbaraさんは、幼い頃交通事故に遭い、ボルボに乗っていたため一命を取り留めたという経験をしたそうで、命を守るための技術を人々に広く知ってもらいたいと、今回の試みに協力することを決めたのだといいます。

この企画を通じて、生きていることへの感謝の念、そして一日一日の大切さを改めて感じることができたと話すBarbaraさんによる、アートとテクノロジーを融合した展示会は、7月4日にロンドン市内で催され、その後は世界各地で開催される予定です。

(via Forsman & Bodenfors)

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