総計10億ドルのメディア露出!Netflixと語学アプリのコラボ企画『ドラマのセリフでスペイン語学習』

Case: Netflix Speak like the Patrón

定額制映像ストリーミングサービスを提供するネットフリックスが、大人気ドラマ『ナルコス(Narcos)』のセカンドシーズンの配信をスタートしました。

海外ドラマでは珍しいスペイン語での会話がメインのドラマで、ファーストシーズン終了時には、世界中から「スペイン語を勉強したくなった!」という声が殺到。

そこで同社はイタリアで、語学学習アプリ・バベル(Babbel)とコラボして、“ナルコス版”スペイン語レッスンを制作。グローバルキャンペーンとして展開しました。

レッスンに登場するのは、ドラマに登場するメインキャラクターたち。

アプリにはリスニング、リーディング、ライティングの練習問題が揃えられ、全ての問題にドラマの“セリフ”が使われています。麻薬犯罪を扱うストーリー上、登場するのは渋くて汚い言葉ばかり。

「金をよこさなければ、銃で打つぞ。 」

「戻ってきたら、お前たちを始末してやる。」

通常の語学学習と比べ、内容がユニークなこともあり、瞬く間に世界各地のメディアに取り上げられるとともに、ハリウッドスターのアシュトン・カッチャーも同キャンペーンをリツイート。

SNSで3,200万人にリーチし、メディア露出は総額10億ドル(約1,100億円)相当に達したといいます。

11万人ものスペイン語未経験者を初めてのレッスンに導いた今回のキャンペーン。語学学習に対するテレビドラマの影響力に注目した意外なコラボ施策でした。

NETFLIX – Speak like the Patrón from Marco on Vimeo.

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