声をあげてください、さもなければ“児童労働”が無くなることはありません。

Case: Speak up

ブラジルで社会問題となっている“児童労働”について、同国の労働省が実施した啓発広告をご紹介。

市民に児童労働の問題を他人事ではなく、自分事として捉えてもらうために考案されたクリエイティブです。全3種類。

いずれも成人男女の口元付近がアップで描かれているビジュアル。下唇には荷物を持ち上げる姿をしている子供の顔。そして上唇には大きな荷物が描かれています。

コピーは…

Child labor. If you don’t speak up, it doesn’t stop.
児童労働。(その問題について)あなたが声を出して指摘しないと、それは止まりません。

そしてクリエイティブの左下には「100番に電話して通報してください」という記述も。

大人が“唇を開く”(=問題を指摘する)ことによって、子供たちが持ち上げている大きな荷物が“彼らの頭上から引き離される”(=労働から解放される)ことがわかります。

「あなたが見聞きしたその現場を口を開いて指摘・通報することで、児童労働が少しずつ解決に向かう」、「この問題の解決には市民一人ひとりの協力が不可欠なのです」というメッセージを、卓越したビジュアルとコピーを通じて表現しているようです。

(via digital synopsis)

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