検索ワードで一年を振り返る、Googleの「Year In Search 2015」

Case: Google – Year In Search 2015

2015年も終わりに近づいています。2015年、私たちはどのような事柄に関心を持ち、どのような言葉をインターネットで検索したのでしょうか。検索ワードで1年間を振り返るGoogleの“Year In Search”の2015年版をご紹介します。

2015年、最も多く検索された言葉に“難民の救済方法は?”、“なぜ女性は陸軍特殊部隊に入隊できないのか?”があります。

また、“米国南部連合国旗の意味は?”、“NASA、火星で水を発見”などもあり、2015年も様々な出来事があったことが思い出されます。

米国とキューバの国交正常化問題に関しては“なぜキューバへの禁輸措置があるのか?”という言葉も多く検索されたといい、全米州で同性婚が認められたことについては“性同一性障害ですか?”なども検索ワードのトップに躍り出ました。

また、“ネパール再建”という検索ワードからはネパール大地震に多くの人が関心を寄せたことがわかり、“ドレスは何色?”という検索ワードからは、“白金なのか青黒なのかのドレス問題”が世界各地で大いに話題になったことが記憶によみがえります。

スポーツ解説者のStuart Scott氏(1965年-2015年)も今年この世を去りました。

こうした2015年の出来事を映像と共に振り返る動画の背景には、性同一性障害を公表した元陸上オリンピック選手のCaitlyn Jenner(元Bruce Jenner)のスピーチが流れています。

“勇気でも、論争でも、公表でもなく、ただ起きていることをありのままに伝えているだけだ”

“私一人だけのことではなく、私を受け入れ、私たちを支援する多くの人に関わることである”

“私たちは皆違っていて当たり前である。他人と違うことは決して悪いことではないけれど、理解を得ることは時に困難である”

“1人では難しくても、共に手と手を携えれば必ず打破できる”

1人の関心事に留めておかず、多くの人と苦しみと喜びを共有しながら、新しい価値創造に挑もうと訴える彼女の力強い声明を聞きながら、ぜひ2015年を振り返ってみてください。

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