『男性は表示価格に30%上乗せした金額です』と書かれたメニュー。これが意図するものとは?

Case: The Unfair Menu

ブラジルでは、同じ職種であるにも関わらず、女性の賃金は男性の賃金より大幅に少ないといいます。そんな賃金格差問題に着目したブラジルの広告会社・Agnelo Comunicacaoは男女間の賃金問題への関心を高めるために、とあるレストランで実施したアンビエント施策をご紹介します。

Agnelo Comunicacaoがドッキリをしかけたは、Ramondというレストラン。テーブルについた客にメニューを配りますが、メニューを手にした客は皆怪訝な表情を浮かべます。

それはそのはず。メニューには『男性の方は、表示価格に30%上乗せした金額をお支払ください』と書かれていたのです。

不機嫌になり店長を呼びつける男性、「男性だからという理由だけで30%高くなるのか?」と確認する男性。中には、「これって差別じゃないですか?」と疑問をぶつける女性客もいました。

客が納得できないと首を傾げたところで、種明かし。「男女間には賃金格差があり、男性は女性より30%も高い給与をもらっています。」と書かれた紙が手渡されました。

同じ職に就いていても、女性の給与は男性の給与より30%も少ないというメッセージを目にし、一見不公平で差別的にさえ見えた先ほどのメニューの公平性を確認できたようです。

「30%余計に払うよ」、「この価格設定は妥当だよ」と客たちは、男女間の賃金格差が存在する以上、その分男性が女性より多く支払うことこそがフェアであることに気づいたのです。

“労働者が性別による差別を受けてはならない”、“同じ職に就いているのであれば、男女関係なく、同じ賃金が支払われるべきである”とのメッセージを絶大なインパクトで伝えることに成功した取り組みでした。

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