肌の色なんて関係ない!人種差別に異を唱えた“塗り絵による選手紹介”

Case: All Colors Against Racism

2014年2月にペルーで行なわれた、サッカー「レアル・ガルシラッソ(ペルー)対クルゼイロ(ブラジル)」の試合中、クルゼイロのチンガ選手がボールを触る度に、猿の鳴き声を真似た声で野次を飛ばされ、黒人選手に対する人種差別であると大騒動へと発展しました。

これを受けてブラジルのスポーツチャンネル・Fox Sportsは、後日再び対戦した際に、試合開始直前に行う選手紹介にひと工夫をし、人種差別反対を広く訴求しました。

All colors against racism from caseforcannesa on Vimeo.

人種差別の標的となったチンガ選手は、ブラジルの各局で報道され、“黒人差別である”“人種差別の被害者だ”“民族差別的な中傷だ”など、多くの声が上がりました。

試合後、ジウマ・ルセフ大統領も“チンガ選手に対する差別行為は遺憾である”とツイートし、騒動は国民的な関心へと発展しました。

そんな中Fox Sportsは、選手の似顔絵を子供たちに塗ってもらい、通常の写真ではなく、子供たちの塗り絵を選手紹介に使用するという試みを実施しました。

子供たちにとって、正確な肌の色は関係ありません。青、赤、緑、紫。どの子もカラフルに塗り絵を仕上げます。

出来上がった選手の塗り絵はこんな感じ。白人であるのか、黒人であるのか、塗り絵からは全くわかりません。

選手紹介の時、選手の名前と共に映し出された塗り絵。
一通り紹介が終わると、塗り絵を起用した意図、「それが何色であるかなんて関係ない」とのメッセージがアナウンスされました。

この選手紹介は、試合後大きな反響を得て、インターネット上で大きな話題となった他、テレビの人気有料チャンネルでも報道されたといいます。

子供たちによる塗り絵を受け取ったチンガ選手は、Fox Sportsの試みに感謝を表明しました。

いつしか肌の色を意識するようになった大人たちへ、肌の色だけで差別することに異を唱え、“何色であるなんて関係ない”と人種差別に対して強い反対の意志を表明した企画でした。

動画はコチラ

All colors against racism from caseforcannesa on Vimeo.

参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/fox_sports_all_colors_against_racism

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