英スポーツウェアのスタートアップ、Webを駆使したマーケティングで大手ブランドに挑む

Case: Crowdsourced Sportswear

ロンドンで誕生したスポーツブランド・Tribesportsは、adidasやNIKEなど大手スポーツウェアブランドに対抗するために、ウェブを駆使した新しいビジネスモデルを展開し注目を集めています。

2011年に誕生し、自らを“community-powered”(コミュニティーが作り上げる)スポーツウェアと呼んでいる同社は大手ブランド同様、トップレベルのデザイナーによる機能的なデザインと素材の品質を維持しながらも、マーケティングコストの削減に挑戦しています

ビジネスモデルのポイントは、インターネット上で“スポーツ愛好家を集いソーシャルコミュニティー”を形成するという点。

コニュニティーに参加したスポーツ愛好家たちは、スポーツを愛する人々とフィットネス情報を共有したり、よりよいトレーニングのための意見交換をすることができます。彼らの意見を機能面でもデザイン面でも製品に取り入れ、また彼らを通してインターネット上でTribesportの社名や製品の波及を狙ったのが、同社が考えたマーケティングの核。

そして販売も実店舗は持たずネット販売で行うことでコストを抑えます。

コニュニティーメンバーの意見を反映して制作されたウェアの試作品は、クラウドファンディングのKickstarterで当初見込みの400%増の資金調達に成功しました。

デザイン、マーケティング、販売に至るまで全てインターネットを通して行うTribesports。
莫大な宣伝費、広告費などを省いたTribesportの製品は、大手ブランドの同品質製品と比べて40%も価格を抑えることができているといい、今後のチャレンジも注目されています。

動画はコチラ

Tribesports Kickstarter campaign, August 2013 from Tribesports on Vimeo.

参考サイト

Springwise.com
http://www.springwise.com/crowdsourced-sportswear-ads-stores/

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