ミラノの次は渋谷駅!? ネット回線速度を訴求する地下鉄サプライズ

Case:Fastline

イタリアの通信会社・Fastwebのブロードバンド回線が、国内で“最も高速であること”を訴求するためのプロモーション。

Fastwebの回線を使えばミラノから東京は数秒でアクセスできますが、このスピード感を“リアルに体験”してもらうことが企画のコンセプト。

同社は、一晩でミラノのMoscova駅を東京の渋谷駅に変身させ、地下鉄の乗客を一瞬で渋谷駅に“連れて行く”というドッキリ施策を実践します。

プロモーション当日、実際にMoscova駅で下車した地下鉄利用客は一様に驚きを隠せません。駅の壁面、掲示物、通行人、売店に至るまで様々なものを用いて“渋谷駅”を演出し、120人の日本人エキストラを起用したといいます。

実際はミラノ市内にいるものの、この“ニセ渋谷駅”に降り立つと東京の渋谷駅にFacebookでチェックインすることができ、開始後12時間で3,500人以上がチェックインしました。

さらに、当駅に掲示された日本語のFastwebオリジナル壁面広告にQRコードをかざすことで、イタリア語に翻訳されるという仕組みです。ここで同社のネット回線速度をアピールしています。

このサプライズ企画は大反響を呼び、イタリア国内のテレビ番組等で報道されるだけでなく、国外のニュースでも大きく取り上げられました。さらに、Twitterではトレンドワードの上位に浮上し、YouTubeでは40万回以上再生。InstagramやFacebookでも数多くシェアされたそうです。

この結果、“ニセ渋谷駅”への来場者数は常時を大きく上回り、駅構内はもとより周辺商店の来店者数が激増し売り上げにも貢献したといいます。

余談ですが、着物を着ている女性をエキストラに起用している点に、諸外国から見た場合の“固定化された日本のイメージ”を痛感します。

QRコードを活用したプロモーション事例に関心のある方は下記もご覧ください。
世界のQRコード広告/プロモーション(まとめ)

動画はコチラ

参考サイト

I Believe in Advertising
http://www.ibelieveinadv.com/2013/06/fastweb-fastline/

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