10年前の本格味を食べやすく再設計|ポテトチップス トムヤムクン味アップデート戦略
カルビー株式会社は、約10年前に発売した味を食べやすく再設計した「ポテトチップス トムヤムクン味」を、2026年8月31日(月)から全国のコンビニエンスストアで先行発売します。コンビニエンスストア以外の店舗では、同年9月7日(月)から期間限定で販売します。
同社は2016年2月29日(月)、ポテトチップス トムヤムクン味を全国のコンビニエンスストア限定で発売しました。当時は本格派エスニックを掲げ、辛味と酸味のバランスを調整。コリアンダーパウダーを使い、トムヤムクン特有の香りを表現していました。
食べタイ味!「ポテトチップス トムヤムクン味」辛みと酸味のバランスを調整し、世界三大スープの味わいを再現(゚д゚) コンビニのみの販売です。 pic.twitter.com/BwrNjKjQGM
— Calbee(カルビー)公式 (@Calbee_JP) March 2, 2016
2016年発売時の告知
今回の商品では、香辛料やライム、エビによる本格感を残しながら、やさしい辛さと食べやすさを組み合わせています。2016年版が本格的な味わいの再現を前面に出したのに対し、今回は普段からポテトチップスを食べている人にも選びやすい商品へと改良しました。
カルビー「ポテトチップス トムヤムクン味」が約10年ぶりに登場、セブンイレブンで8月31日頃発売。やみつきのすっぱ辛さを楽しめる! https://t.co/AJ09WRjZ2Q #セブンイレブン #ポテチ #タイ #トムヤムクン pic.twitter.com/U9qCDXZOv4
— コンビニチェッカー (@convenichecker) August 19, 2026
SNSでも話題になっています
背景には、国内におけるタイ料理の人気の高まりがあります。2024年12月には、トムヤムクンがユネスコ無形文化遺産に登録されました。食文化を取り巻く環境が変化するなか、過去の商品をそのまま復刻せず、現在の消費者に馴染みやすい味へ更新しています。
約10年前の商品との違いを打ち出すことで、再発売の告知にとどまらず、食文化や消費者との接点の変化に応じた商品改良としてニュース性を加えました。
販売経路にも変化が見られます。2016年版はコンビニエンスストア限定でしたが、今回は先行発売後、全国のコンビニエンスストア以外の店舗でも販売。味の間口と購入できる場所をともに広げ、定番フレーバーを選ぶことが多い層にも手に取ってもらいやすい設計に。
過去の商品をそのまま復刻するのではなく、現在の市場環境に合わせて味と販路を見直した今回の商品。約10年の変化を発信材料にしながら、より幅広い層に届く形へアップデートしたマーケティング事例です。
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