集めたい・当てたい・損したくない…… 英マクドナルドが仕掛けるトレーディングカード戦略

イギリスのMcDonald’sが、コレクターカードを軸にしたキャンペーンを展開しています。一見すると新商品のプロモーションのように見えますが、本質は「来店理由の再設計」にあります。

これまでマクドナルドはハッピーセットのおもちゃなどを通じて“集めたくなる仕掛け”を得意としてきましたが、今回はそれをトレーディングカードという形にアップデート。

ポップで魅力的なビジュアルに加え、カード自体にデジタルクーポンや無料商品の特典を紐づけることで、単なるコレクションにとどまらない価値を持たせています。

さらに巧みなのが、「ゴールデンカード」の存在です。全国でわずか10枚限定で、当たれば高額賞金が手に入るという設計により、コレクション欲だけでなく“当たるかもしれない”という期待感や、“お得を引き当てたい”という心理までを刺激しています。

この設計には、行動経済学的な仕掛けが巧みに組み込まれています。「集めたい」というコレクター心理、「当たるかもしれない」という期待感、「損したくない」という損失回避の心理――この3つの動機を掛け合わせることで、来店の理由を多層的に強化。食事そのものではなく、“カードを引く体験”を目的化させることで、来店頻度を自然に引き上げています。

ポケモンカードをはじめ世界的にトレーディングカード市場が盛り上がるなか、その文脈を取り入れた今回のキャンペーン。ファストフードという日常的な購買行動に“ゲーム性”と“期待感”を持ち込むことで、新たな集客導線を生み出しているといえるでしょう。

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