忍者の背後に妖怪が出現!大阪メトロ、特殊印刷技術を用いたトリックアートを展示

株式会社大阪メトロ アドエラは2024年11月27日(水)より、Osaka Metro本町駅の中央線と四つ橋線の連絡通路にフラッシュ撮影で妖怪が現れるトリックアート「ニンジャ」ボードを展示しました。

本ポスターは横2.3メートル、縦2.2メートルの大型なもので、大阪メトロ アドエラが新たに展開する欧米豪旅行者向けローカルガイド「Osaka JOINER」の情報発信も兼ねたもの。日常的に駅を利用する人々だけでなく訪日観光客もターゲットにした本施策は、地下鉄空間にちょっとした驚きと楽しさをもたらしています。

特殊印刷技術が生む新感覚の驚き

「ニンジャ」ボードには、裸眼で見える画像とスマホやデジカメを用いたフラッシュ撮影時に現れる画像を、株式会社SO-KENが開発した特許印刷技術によって一枚のポスターに組み合わせてる「フラッシュプリント」を使用。光の反射を利用して隠れていた妖怪が浮かび上がる瞬間は、まるで魔法のようです。

本ポスターの制作を手掛けたのは、錯覚を利用したデザインの専門家集団である株式会社GRANDPOOL。15年以上という長年にわたり培った技術力と創造性は、本ポスターに使用されている「忍者と妖怪」という日本文化の象徴の魅力を存分に引き出してくれています。

展示の近隣壁面には左右から違う情報を見て楽しめる「ベローズプリント」による広告を掲示。大阪の名物や観光客の楽しむ姿が浮かび上がるこのポスターは、視覚的な遊び心と地域性を兼ね備えた作品です。日常の通路にちょっとした非日常を持ち込むこの試みは、利用者の心に深い印象を残してくれるでしょう。

「Osaka JOINER」との連携で広がる観光PRの可能性

今回の展示は、大阪メトロ アドエラが手掛ける新規事業「Osaka JOINER」との連携も注目したいポイントのひとつ。「Osaka JOINER」は欧米やオーストラリアからの観光客を対象に、大阪の隠れた魅力を紹介するローカルガイドサービスです。

「ニンジャ」ボードにはフラッシュ撮影を促す説明とともに、「Osaka JOINER」に関するQRコードや案内が組み込まれています。ポスターに興味を持って撮影した観光客が、そのまま地域ガイドサービスの情報にアクセスできる設計は、まさに秀逸。

忍者や妖怪という日本文化の要素は、欧米やオーストラリアの観光客にとって魅力的な要素であり、スマホやデジカメのフラッシュ撮影によって体験できるサプライズは、思わずSNSで発信したくなるもの。本施策によって大阪観光の魅力が世界中の人々に広まることが期待されます。

未来を見据えた大阪メトロ アドエラの挑戦

「ニンジャ」ボードは広告とエンターテインメントを組み合わせた施策として、大阪の魅力を多くの人に伝える取り組み。日常的に駅を利用する人々や観光客の目に自然と入るこの広告は、連絡通路という都市空間に驚きと楽しさといった新たな価値を創出しています。

大阪メトロ アドエラは広告施策や新規事業「Osaka JOINER」を通じて、これからも地域観光の発展を支えていくでしょう。いつもの景色をほんの少し非日常へと変えるこの取り組みが、今後どのように進化していくのか要注目です。

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