OOHのメインビジュアルはお客さん!大切な人との食事の時間を彩るコカ・コーラの施策

炭酸飲料業界を牽引するコカ・コーラは、本国アメリカをはじめ世界中で愛されているリーディングブランドです。家庭で、職場で、学校で、飲食店で……今となってはどこでも買えるからこそ場所を問わず楽しめるコカ・コーラですが、実は最近アメリカマーケットでは飲食店での消費量が微減傾向にあるという課題を抱えているようです。そんな状況を少しでも変えるために同社が公開したのは、ブランド名を打ち出しつつもしっかり飲食店の集客効果もある意外なOOHでした。

制作されたOOHは、飲食店の窓枠をコカ・コーラのブランドカラーでもある鮮やかな赤色に染め上げるという内容。外を歩く通行人から見ると、窓際の席に座っている人がコカ・コーラの広告に囲われているように見えるのです。端には小さく“Real Magic(まるで魔法のよう)”とキャッチコピーが書かれており、コカ・コーラを片手に食事を楽しむ人の時間そのものを彩っているような見せ方になっています。

一見するとコカ・コーラの一方的な広告施策に思われるかもしれませんが、掲出を許可している飲食店目線でも集客効果が見込め、かつ2人以上のお客さんが窓際に座ればキャッチコピーと相まって必然的に楽しそうな店舗にみえるというブランディングも期待できるでしょう。自社商品に軸足を置きつつしっかりと取引先でもある飲食店にもメリットを付与した事例でした。

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