コカ・コーラの世界観をあえて”セリフなし”で表現したブランディング動画

炭酸清涼飲料水の中でも圧倒的な知名度を誇るコカ・コーラは、その幅広い顧客層において“楽しく、爽快なブランド”という共通イメージが持たれており、広告コミュニケーションの一つひとつがそうしたメッセージを発信するよう設計されています。2023年4月に公開された新しいグローバルブランディング動画は「The Masterpiece(名作)」をテーマとし、美術界を代表する多くの名作が退屈な美大生を元気づけるために1本のコカ・コーラを届けるという内容です。

アンディ・ウォーホルにフェルメール、ムンクやターナーといったさまざまな名作が並ぶ会場で、模写の試験を受ける美大生たちが映し出されると、中心に座る退屈そうな表情を浮かべる青年を元気付けるために、CGで再現された美術品が1本のコカ・コーラを届けるために四苦八苦する様子がテンポ良く描かれます。

一切のセリフを使うことなく、軽快なBGMと美麗なグラフィック、そして誰もが見たことのある美術品を主役に添えることで、世代や国籍、文化的背景を問わず、さまざまな視聴者がコカ・コーラの世界観に没入できるよう工夫されています。知名度のあるブランドだからこそ、難しい表現手法を用いず理念をストレートかつ力強く伝えた動画でした。

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