「いわて・三陸から ありがとう!」岩手県が東日本大震災津波の記憶と教訓を未来へ

2011年3月11日に発生した東日本大震災津波から、まもなく13年を迎えます。岩手県は、震災の記憶と教訓の伝承や復興への継続的な支援につなげるため、復興の歩みや復興支援への感謝を発信するポスター(4種類)と動画(4種類)を制作しました。テーマは「いわて・三陸から ありがとう!」です。

「釜石(最年少の震災語り部)」編では、震災を直接経験していない9歳の少女が、津波伝承施設で働く母の姿をみて、「自分も命を守る大切さを伝えたい」と、震災の伝承者になりました。

「大槌(ジビエ MOMIJI)」編は、深刻な農作物被害の解決策として、駆除した鹿の命を余すところなく活かし、町の産業につなげる「大槌ジビエソーシャルプロジェクト」をスタートし、多様なアプローチをしています。

「洋野(北三陸ファクトリー)」編では、世界中の海で起きている「磯焼け」問題。地域と連携しながら、「藻場再生」とウニの「再生養殖」に取り組み、持続可能な水産業を目指す取り組みを紹介。

「宮古(みやっこベース)」編は、若者が地域の今とこれからを考えるイベントの開催や、フリースペースの運営など、宮古の将来を担う若者たちを応援する取り組みを伝えています。

ポスターは、2024年2月19日(月)から3月13日(水)にかけて、県内外の自治体や企業など(46団体・84箇所予定)で開催される「岩手県復興ポスター展」で掲出するほか、3月上旬には、都営地下鉄の中吊り広告に掲出される予定です。

東日本大震災から13年。大きな被害を受けた土地での復興の歩みは進んでいますが、時間の経過とともに震災時の津波の記憶や教訓は記憶が薄れていってしまうもの。2024年の年初には能登半島に大地震が発生し、日本という自然災害の多い土地に住む者として、いつ自分が災害の当事者になるかわからないことをあらためて自覚させられました。

そんな中、東日本大震災の復興の歩みや復興支援への感謝を発信することによって、まだまだ復興支援が必要な部分や現地で頑張っている人々の姿、震災を直接経験していなくとも震災の伝承者になる少女など、当事者の現在を広く発信することに大いに意義を感じる広告掲出がありました。

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