作りすぎた食品、余った食材引き受けます!? フードロス対策にもなる新たな取り組み開始
焼肉・寿司・スイーツ食べ放題レストランチェーンの「すたみな太郎」は、持続可能な社会に向けた取り組みの一環として、新たな取り組み「すたみな太郎にオマカセ!」を開始しました。
これは、より手頃な価格で食べ放題を楽しんでもらえるように、商品ラインナップの充実を図るために考案されたもの。また、作り過ぎなどで販路に困っている食材や、シーズンが終了して余ってしまっているような食材や食品などを広く募り、店舗で提供することでフードロス問題にも貢献できます。
すたみな太郎は、全国に展開する焼肉、寿司食べ放題レストランチェーン店です。自分の好きなものだけを好きなだけ食べられ、普段はついつい値段を気にしてしまいがちな焼肉やお寿司も値段を気にせず、自由な食事ができるようサービス提供しています。また、通常の食事では味わえない非日常感、自然と笑顔になってしまう楽しさを感じてもらえることを目指しています。
品質・安全に問題ないことが前提となりますが、賞味期限近い食材や処分する費用がかかってしまうような食材、シーズンが終了した季節違いの商品、形が不揃いや一部キズがあるなどの規格外商品、国内ではまだあまり知名度がないがおいしい魚や農産物、スポット商品などを幅広く受け付け予定となっています。そうして受け付けた食材や食品によって、よりバラエティーに富んだ商品ラインナップを提供できるようにもなります。
まだ食べられるのに廃棄される食品、「食品ロス」「フードロス」の削減は社会課題となって久しい問題です。日本では、年間の「食品ロス」は523万トンにも上ります(※1・2)。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2021年で年間約440万トン)の1.2倍に相当します。そして、食品ロスを国民一人当たりに換算すると“お茶碗約1杯分(約114g)の食べもの”が毎日捨てられていることになります。
そんななか、すたみな太郎が打ち出した新たな取り組みは、食べ放題レストランということをうまく活用しています。廃棄予定の食材や食品などを広く募って、自社の店舗で新規メニューとして提供。食べ放題で安価にお腹いっぱいになりたい層に向けて、物価高騰のなかで引き続きサービス提供するという意味でも、フードロスの観点でも、うまく循環できたら、三方良しとなる継続施策になりそうです。
・※1:最新の食品ロス量は523万トン、事業系では279万トンに(農林水産省)
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