アートミュージアムホテルゆえの圧倒的没入感 目黒雅叙園ならではの大正ロマンあふれる夏の施策

日本美のミュージアムホテル、ホテル雅叙園東京で「大正ロマン×百段階段~文豪が誘うノスタルジックの世界~」が開催され、「写真映えする」、「物語の世界に入り込んだようだ」などと、SNSを中心に多くの反響もあり、来場者が2万人を突破しています。

文豪の名作に現代の人気イラストレーターが自由な感性でイラストを添え、絵本感覚で愉しめる「乙女の本棚」(立東舎)とのコラボレーションで実現した今回の企画展では、オリジナル楽曲が流れる会場に物語のワンシーンが立体展示で再現。物語のページに入り込み、登場人物の一人になったかのような感覚で愉しめるのが最大の特徴です。

「名作は、かわいい。」のコンセプトのもと、小説としても画集としても楽しめる人気シリーズ「乙女の本棚」より、本企画展では、明治から昭和初期に発表された物語6作品をセレクトされています。

出展作品は以下のとおり。萩原朔太郎『猫町』×しきみ / 中島敦『山月記』×ねこ助 / 太宰治『葉桜と魔笛』×紗久楽さわ /小川未明『月夜とめがね』×げみ / 泉鏡花『外科室』×ホノジロトヲジ / 谷崎潤一郎『秘密』×マツオヒロミ(作品作者名『作品名』×挿絵作者名の順に表記)草丘の間では、萩原朔太郎作の『猫町』で、主人公の“わたし”が故意に方位を錯覚させ、しばしば愉しんでいたミステリー空間を旅行するシーンより、時計店、写真館、喫茶室が軒を連ねるレトロな街並みを表現。写真館のソファや喫茶室の席には、実際に座ることもでき、物語の世界に溶け込んだ一枚を撮影できます。

展示会場である東京都指定有形文化財「百段階段」は、1935(昭和10)年に建てられた、ホテル内に現存する唯一の木造建築です。文豪たちが生きた時代を想わせるレトロ建築は、それ自体がフォトスポットであり、建具や天井などに施された職人技や芸術による本物の重厚感を堪能できます。アンティーク柄の着物のコーディネートを中心に、約100種類の着物や帯から好きな組み合わせを選べる「大正ロマン×着物ランチ」では、着物、帯、草履、バックのレンタルとプロによる着付けがセットとなっており、“ハイカラ”な装いで、レストランでの食事と文化財での企画展を楽しめます。着物返却は20時なので、建物と庭園の敷地内だけでなく、近隣の寺院めぐりや美術館などへのお出かけも可能です。90年以上の伝統を受け継ぎ2,500点もの日本画や美術工芸品に彩られた唯一無二のミュージアムホテルであることを、存分に生かした企画展で常に楽しませてくれるホテル雅叙園東京。建物内も庭園も、そしてホテル周辺も含めてお好みで過ごせるという選択肢の幅の広さも魅力的で、たくさんの来場者数にもうなずけます。

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