「誇りに思うべき染みもある」トルコの洗剤ブランドが公開したブランディング動画

トルコで衣料用洗剤をはじめとした日用品を展開するABCは、今まで行ってきたコミュニケーションを逆手に取り“Some Spots Are Worth Keeping(誇りに思うべき染みもある)”というキャッチコピーで、隠したくなるような母斑を1つのアイデンティティーとして捉えたブランディング動画を公開しました。

 

首元に大きな母斑を持って産まれた赤ちゃんを映すところから動画ははじまり、「みなさんに、わたしの母斑を紹介しましょう」というナレーションとともに、少しずつ成長していく少女の様子が描かれます。

「いつも隠している母斑。逃げ出したくなるような母斑。人に見られることを恐れている母斑」と語る女性からは、見た目に関する偏見やイメージから逃げるかのように、長い髪で母斑を隠しながら生きてきた様子が伺えます。

「でも、どうしてわたしは逃げているのだろう? 何を恐れているのだろう? 何を隠しているのだろう?」と自らに問いかける女性。少しずつ彼女の考えが変わり、生まれ持った身体的特徴を誇りに思い始めたようです。

最終的に首元の母斑を隠すことなく、積極的に見せていこうという決意をした女性を映した動画は、「誇りに思うべき染みも、ある」というキャッチコピーとともに幕を下ろします。

動画は、普段は洋服に付いてしまった染みを落とすという広告コミュニケーションを行ってきたブランドだからこそ、真逆の発想で多くの人に勇気を与えたいという思いを持って制作されたようです。

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