危険運転を撲滅するため、大麻使用者向けに作られた“交通事故味”のポテトチップス

カナダ・ケベック州で運転免許と車両の認可を担当する国営企業SAAQが、大麻を原因とする交通事故を防ぐため、「CAR CRASH FLAVORED(交通事故味)」というテイストのマズいポテトチップスを発売しました。

 

同州では2018年に大麻が合法化されてから、その副作用とされる食欲増加が原因でお菓子を食べながら運転し、事故に繋がるケースが頻出。そこで、あえておいしくないポテトチップスを作ることで運転中に注意散漫になることを予防しようという試みです。

商品と同時展開されたCMは、「CANNABIS CAUSES THE MUNCHIES(大麻は食欲を増加させる)」という事実を強調し、運転しながらつまみ食いをしていた結果発生した凄惨な事故現場を映しながら、「こんな状況を打破するために、わたしたちは大麻使用者向けに交通事故の味がするポテトチップスを開発しました」と語ります。

はたして交通事故の味とはどのようなものなのか想像は困難ですが、街で試食した人々は一斉に顔を歪めており、どうやらお世辞にも美味しいとは言えないようです。危険運転を撲滅するためにあえてひどい味で開発された商品は、視聴者の興味を引くとともに大麻使用時の運転を控えるように訴えました。

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