コロンビアで心臓病のスペシャリストが「犬専用耳栓」を開発した理由とは?

クリスマスシーズンに花火を上げる習慣があるコロンビアで、過剰な光と音に怯えてしまうペットたちを救うため、現地病院のLaCardioが犬専用の耳栓を開発しました。同病院は循環器系に優れた専門性を持っていますが、ペットのケアにも踏み込むことで、人間だけでなくあらゆる生き物が快適に過ごす社会を作りたいという姿勢をアピールしています。

 

12月になると日を問わずあちこちで花火が上がるコロンビア。突然の爆音に毎年多くの犬が怯えていて、中には脱走して迷子になる子や、命を落としてしまう子も現れています。

LaCardioは心臓病などの治療がメインですが、「心臓を治せたとしてもペットを亡くしたことによる心の傷は癒せない」という考えに基づき、犬が花火に驚いてしまわないように専用の耳栓を開発。正しく装着することで周囲の音を70%も低減できるとのことです。

また、同製品から得られたお金はすべて、先天性心疾患を持つ低所得の子どもたちを支援するために使われます。人間の勝手な祝い事によってダメージを受ける犬はもちろん、病に苦しむ子どもたちも救われるキャンペーンには大きな注目が集まり、多くの問い合わせと購買に繋がっているようです。

その他のブランディング事例についてはこちら
会員登録、メルマガの受信設定はこちら

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る