ロボットがノンアルコールビールを提供する、Heinekenの完全無人バー

オーストラリアのHeinekenは、新型コロナウイルス感染症をはじめとしたさまざまな理由でアルコール摂取量が減ってしまった同国において商品に触れる機会を創出するため、ロボットが店員の代わりになって自社のノンアルコールビールを提供する”Contactless Bar(接触しないバー)”を期間限定でオープンしました。

 

2020年以降、アルコールの摂取量が14.5%も減ってしまったオーストラリア。この状況に追い討ちをかけるかのように、毎年7月に開催される”Dry July”という断酒月間が原因で、若年層においては48%も下がってしまったようです。

この状況を打破するべく、Heinekenは、ノンアルコールビールの大規模PRを続けてきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響でバーやパブが再び休業期間へと入ってしまいました。

そこでHeinekenはソーシャルディスタンスを保ちながら商品と触れる機会の創出を図るため、シドニー大学の工学研究科と協業して、ロボットが自動で来店客を検知して自動で商品を提供する完全無人営業のバーを期間限定でオープンしました。

動画では、白と青を基調としたさわやかな色合いで統一された無人バーで、いくつものロボットアームが自動で商品を提供する様子が描かれています。その斬新さと需要の高さから、145ものニュースメディアが取り上げることとなり、7,900万人ものリーチを獲得することができたようです。

あまりの盛況ぶりにHeinekenのBrand Manager・Sam Pulsfordは「最高!」とコメント。このバーは、エンタメ要素も兼ねそなえることで多くの人の目に触れ、最終的に44%もの売上増加に貢献することができたようです。

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