ハンディファンも推し色で選ぶ時代? エレスの販促アイデア
冷却プレートを備えたハンディファン「iFan Pico Freeze 26」が、エレス株式会社から全10色で展開されています。2026年4月上旬に発売され、ホワイトやレッド、グリーンからパープルまで、色数の多さそのものを訴求の前面に押し出しています。
夏のライブや野外フェス、アニメのイベントに通う人たちの中で、手元の小物を推しの担当カラーでそろえる楽しみ方は、もう珍しくありません。うちわやペンライトの色を合わせる文化が根づきつつあるなかで、ハンディファンもその対象に入り始めました。

エレスは自社を「暮らしを豊かにする“心地よい”デザインを生み出し続けている会社」と説明します。その言葉どおり、単なる暑さ対策の道具に「自分の好きな色を選べる」という楽しさをプラスしたのが、今回の10色展開です。
別売りの「iFan Multi Clip」と組み合わせれば、バッグやベビーカーに固定して両手を空けられます。使い方と配色の選択肢を増やすことで、関連商品のセット購入を促す狙いがありそうです。

この商品が前面に打ち出しているのは、機能性だけではありません。こうした具体的な使い方を示すことで、生活者に機能以外の選ぶ理由を提供しました。性能を比較して購入されやすいハンディファンに、推し活という感情的な価値を掛け合わせた設計です。
機能で差を伝えにくい商品でも、生活者が熱中する文化や具体的な利用シーンを掛け合わせることで、新たな価値をつくることができます。
「何ができるか」だけでなく、「誰と、どのように楽しめるか」を示し、色の選択肢そのものを購買理由へ変換する販促事例といえるでしょう。
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