島根県のしまね移住プロジェクト「拝啓、一ヶ月前の私へ。」スペシャルムービー

公益財団法人ふるさと島根定住財団が、しまね移住プロジェクトのスペシャルムービー「拝啓、一ヶ月前の私へ。」を公開しました。これまで同財団では、島根県と連携しながらイベント開催や個別相談での職業紹介など様々な取り組みを行い、島根へのUIターンを推進してきました。今回ご紹介するスペシャルムービーでは、都会暮らしをしていた女性が島根に移住してどのように生活が変化したのか、ドラマ仕立てにして制作。「今の暮らしを変えてみたい」と感じている方たちが、移住を選択肢の一つとしてイメージできる内容となっています。

拝啓、一ヶ月前の私へ。

東京の会社で不自由なく働いていたものの、違和感を覚えて島根への移住を決めた主人公・久住さくら。ある晩、仕事を終えて帰宅すると、ポストに一通の手紙が入っていました。

さくらが「誰だろう?」と封筒に書かれた送り主を見てみると、そこにあるのは自分の名前。なんと、未来の自分から送られてきた手紙だったのです。

手紙をひらくと、「拝啓、一ヶ月前の私へ。たぶん心配していると思うので、最近の私の様子を報告します。」…そんな言葉で、未来の自分の様子が綴られていきます。そして映像では、都会での生活を終えようとしているさくらと、島根で移住をはじめたさくら、過去と未来の彼女が交互に映し出されていきます。

あなたの決断、間違ってなかったよ。

島根に移住したさくらは、昔ながらの一軒家で一人、のんびりと過ごしている様子。時々、近所のおばあさんがやってきて、自分の畑でとれた野菜や果物をたっぷり届けてくれます。

都会に住んでいたときは、テイクアウトや外食が多かったさくらですが、ここに住んでからは毎日自炊をしているそう。自分で作った美味しいごはんで毎日満たされ、心穏やかに暮らしています。

さらに職場にも恵まれ、優しい同僚たちと綺麗なオフィスで働くさくら。心配だったマイカー通勤もなんとかこなし、自分で走れる喜びを感じているようです。

金曜日の夜は、早めに仕事を終わらせて、夕日が沈む海を眺めることも。「そこは、今のあなたに一番見せたい景色かな。」…そう語りかける未来のさくら。大きく深呼吸すると、穏やかな笑みを浮かべ、「優しいな、ここは。」と静かにつぶやきます。

そして、未来のさくらは今のさくらに、手紙でこう伝えます。「あなたの決断、間違ってなかったよ。ありがとう。」…すると、Saucy Dogの楽曲『猫の背』が流れ、疲れが見えていたさくらの表情に変化が。これまで自分の決断に自信を持てずにいた彼女ですが、その言葉を聞いて心が晴れ、ポジティブな気持ちで島根へと出発しました。

苦手な虫が身近になったり、車がないうちは移動が大変だったり…そんなことも、今のさくらにとっては新鮮で、戸惑いながらも楽しんでいる様子。彼女にとって、移住は大きな決断でしたが、島根に来てようやく「自分らしい」と感じられる暮らしを見つけられたようです。

東京で働く主人公に未来の自分が手紙を書くというストーリーで、島根ならではの良さをPRしたこの事例。移住に興味がある視聴者の不安な気持ちに共感しつつ、その決断を優しく後押しする内容となっています。島根に住む人々の温かさや豊かな自然も感じられ、思わず惹きこまれる移住PR動画のご紹介でした。

 

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