“ありのまま”でいいじゃない!中国社会に挑戦的なメッセージを投げかけるアディダスのPV

言論の自由が制限されている中国。制限されているというのは自分の考えを述べるだけで、逮捕されてしまうリスクもあるということ。そんな中国を舞台に、アディダスの新ブランド・キャンペーンとして公開されたこの動画、一見アートフィルムのようですが、実はなかなかシリアス。挑戦的ともいえる作品です。

中国の今どきの若者たちが個性溢れる姿で登場

まずは、ピンクのショートカットが印象的な若い女の子。いかにも中国といった街中で、ジュースを片手に歩きながら、“too pink”=ピンクすぎる、と言っています。

この2人組は駅構内でサラリーマンに悪態をついて…。確かに“too rude”=無礼すぎ、ますね。

次は、食肉加工工場と思しきところで、女装した男性が、“too girly”=女の子すぎる…と一言。

これは逆に男性ライクな女の子。

“too perfect”=完璧すぎる…。つまりは整形ということでしょうか。

誰に何を言われようが「自分は自分」

登場人物はそれぞれに、ありのままの自分について一言ずつ述べています。それはどの言葉も、現在の中国では受け入れがたい側面もあることでしょう。派手すぎたり、やりすぎだったりする格好、粗野で無礼な態度、女装に男装、整形…etc.etc.。

#this is meというこのキャンペーンでは、彼ら中国人に対して強いメッセージを発信しています。誰にどう思われても自分は自分。本来の自分を受け入れ、自分のしたいように表現をして良いのだということ…。

なぜならこれが自分だから

この動画を締めくくる台詞ですが、ここにすべてが集約されています。

(参考サイト:Youtube

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