\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<9/28-10/4>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。
今回は、福岡PARCO、紀ノ國屋、ルシアン、ステラシード、ストライプインターナショナルの事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. 閉館をさよならで終わらせない 福岡PARCOが街へ返すカルチャー

2027年2月末に営業を終了する福岡PARCOが、ラストイヤーキャンペーン「Hey!PARCO ~パルコらしさは、止まらない。~」の一環として、オリジナルビール「Hey!缶」を制作しました。
福岡PARCOでは2012年から4回にわたり、九州ゆかりの若手クリエイターの発掘・作品発表を目的とした「天神ラボ」を展開。
今回の「Hey!缶」で起用したのは、その企画に参加したアーティスト8組です。これまで館内で育んできたクリエイターとの関係性を、ラストイヤーの企画資産として改めて活用しました。
8組が手がける缶には、福岡PARCOで過ごした記憶や閉館への想い、これからへの願いなど、それぞれの視点が表現されています。福岡PARCOで育まれてきた人やカルチャーを、閉館前の思い出として館内に留めるのではなく、天神の街へ届ける本施策。
長年育んできたクリエイターとの関係そのものをブランド資産として活用し、街へ届けるラストイヤーのブランディング事例といえるでしょう。
2. たたむとキャンディに 収納時までコラボ体験に変換する紀ノ国屋×ペコちゃんの商品設計

株式会社紀ノ國屋は、不二家とコラボレーションしたバッグ全3種を発売しました。公式オンラインストアでは2026年9月16日(水)20時から、紀ノ国屋の店舗では9月18日(金)から順次販売を開始しました。※在庫がなくなり次第終了
なかでも注目したいのが、バッグを収納したときの形にもコラボレーションの要素を組み込んでいる点です。
ポケッタブルバッグには、「広げて使って、たたんで楽しむ」というメッセージが掲げられています。広げた状態では片面にペコちゃん、もう片面に紀ノ国屋のロゴを配し、折りたたむとキャンディのような形に変わるデザインです。
使い終えてバッグをたたむ動作が、コンパクトに片付けるだけでなく、キャンディ形をつくる過程にもなる設計。不二家を想起させるモチーフを、絵柄だけでなく形状にも展開した商品と捉えられます。
折りたたむ、重ねる、収納するといった商品の使い方を見直すことで、ロゴや絵柄を載せる以外にも、コラボレーションの特徴を伝える接点を設けられるでしょう。
3. 商品の枠を超えて文化そのものを育てる 「LECIEN 刺しゅう展2026」開催

刺しゅう糸ブランド「COSMO」を展開する株式会社ルシアンは、2026年10月23日(金)から10月25日(日)まで、東京・表参道にて「LECIEN 刺しゅう展2026 ―広がる刺しゅう表現―」を開催します。
施策の軸にあるのは、生活者を単なる閲覧者にとどめず、作品を「つくる側」へ巻き込む体験設計。会場を彩るコンテンツのひとつが、一般参加者によって生み出される公募作品です。
開催に先立ち実施された材料提供型の公募には、テーマ展示コース(296名)とチャレンジコース(213名)を合わせて509名が応募。
刺しゅう糸などの資材をあらかじめ提供し、実際の制作プロセスそのものを体験してもらうことで、生活者自身をクリエイターへと引き上げる参加型のコミュニティ形成につなげています。
自社商品を前面に売り込むのではなく、「刺しゅうを楽しみ、表現する人」そのものを増やしていく。文化とコミュニティを育てることで、中長期的にファン層や市場の広がりを生み出すブランドコミュニケーションです。
4. ヘアケアの複数場面にスンスンを エイトザタラソが商品群で広げたキャラクター接点

ステラシード株式会社は、ヘアケアブランド「エイトザタラソ」と「パペットスンスン」が初めてコラボレーションした限定デザイン商品を、数量限定で展開しています。
ステラシードは今回のコラボについて、「毎日のバスタイムやヘアケア時間を、スンスンたちと一緒に過ごしているような癒しのひとときへと彩る」とコメント。
注目したいのは、コラボデザインをシャンプーとトリートメントだけに限定せず、用途の異なる複数の商品カテゴリーへ展開している点です。
シャンプーとトリートメントはバスタイム、ヘアミルクはタオルドライ後、スタイリングジェルは髪を整えるとき、ヘアマスクは週1~2回の集中ケアに使用します。使う場面はそれぞれ異なりますが、各ヘアケアの工程にキャラクターとの接点を設けています。
商品数の多さを単なる品ぞろえにとどめず、日常のさまざまな場面でキャラクターの世界観に触れる機会と、複数商品を手に取りたくなる動機の双方につなげたコラボ事例です。
5. 第7弾でも新鮮に Maison de FLEUR×リラックマが周年で更新するコラボ設計

株式会社ストライプインターナショナルが展開するMaison de FLEURは、サンエックスの人気キャラクター「リラックマ」とのコラボレーション第7弾商品を、2026年9月26日(土)より店舗や自社ECサイトなどで発売しています。
長期的なキャラクターコラボレーションでは、回数を重ねるほど新たなテーマや購買理由のつくり方が課題になってくるでしょう。
今回はリラックマ全体ではなく、10周年を迎えたチャイロイコグマと、仲良しのコリラックマに焦点を当てることで、主役やデザインを更新する起点として活用。
商品カテゴリーも、バッグやポーチ、チャーム、ぬいぐるみなどに加え、今回はコラボレーション史上初となるカップホルダーを取り揃えています。
同じキャラクターIPとのコラボレーションを7回重ねながら、今回は周年を新たな起点として「主役」「デザイン」「商品群」を組み替えました。
単に同じIPとの商品展開を繰り返すのではなく、今回の節目にテーマを加え、ブランド独自の表現や新たな商品カテゴリーへ広げることで、継続するコラボレーションに新しい購買理由をつくるマーケティング事例です。
先週は、長年培ってきた関係性やキャラクター資産を生かしながら、テーマや展開手法を更新する事例が多く読まれました。
表面的なコラボレーションにとどめず、利用シーンやストーリーへと表現を深めることで、ブランドや施策の価値を改めて伝える機会に変えています。
その他のPick of the weekについてはこちら
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