\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<5/11-5/17>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。
今回は、PLAZA、タカラベルモント、ファンケル、東急グループ、ルパン三世の湯 霧多布温泉ゆうゆの事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. “好きって、あなただ。” PLAZAの創業60年アニバーサリーキャンペーン

PLAZAを運営する株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニーは、1966年4月の1号店開業から60年を迎えた2026年4月、60周年アニバーサリーキャンペーン「好きって、あなただ。」を始動しました。
単発のイベントで話題が完結しがちな周年企画において、同社のアプローチは、バッグ・メディア・ユニフォームという異なる接点を時間差で投入することで、顧客との接触を1年かけて積み重ねるつくりになっています。
ユニフォームのリニューアルを年間計画に組み込み、スタッフ自身がブランドを体現する状態をつくることで、来店客への伝わり方を現場レベルから底上げしている点も、この取り組みの特徴といえます。
60年という歴史を「過去の振り返り」ではなく「今の自分を肯定する」メッセージへと結びつけた今回のキャンペーン。創業60年をブランド刷新の起点として機能させ、1年を通じてブランドの新しい価値を浸透させる周年事例です。
2. ロビーが「ミニ万博」に! 他国パビリオンも巻き込み万博レガシーを本社へ移設

タカラベルモント株式会社は、大阪・関西万博に出展した大阪ヘルスケアパビリオン「量子飛躍する美の世界」を大阪本社1階ロビーへ移設し、新たな展示空間として完成させました。2026年5月1日(金)から5月6日(水・休)にかけては、一般公開イベントも実施。
一般公開イベントでは、海外パビリオンとして人気を博したヨルダン館やチリ館、さらに株式会社鼓月や太陽工業株式会社からも資料やコンテンツを借り受けて展示しました。一企業の拠点を万博ファンの交流拠点となる会場として開放する、共創の試みです。
同社にとって、大阪での万博出展は1970年に続き二度目。半世紀以上の時を経て再びこの地で万博を経験した企業だからこそ、その遺産を未来へつなぐことへの意志がうかがえます。
今回のブース移設は、大阪・関西万博(2025年)のスタッフユニフォームを全国の教育機関へ寄贈したアクションに続く第2弾と位置づけられています。「当社展示ブースからはゴミは一切出さない」というアフター万博の理念を表した、企業の誠実な姿勢がわかる取り組みです。
3. 新宿駅に洗面台が並ぶ? 浜辺美波とミセスが誘うファンケルの体験型OOH

ファンケルが、看板製品である「マイルドクレンジング オイル」8代目へのリニューアルを記念し、東京メトロ丸ノ内線新宿駅メトロプロムナードにて異彩を放つ体験型OOHを展開しました。
会場では、クレンジング時の肌への圧力を計測する「あなたのクレンジングは何グラム?」体験を実施。まずは自身の癖を数値で自覚し、そのうえで理想的な作法を学ぶというステップを通じて、正しいケアへの気づきを与える構成となっています。
さらに、AIで角層細胞を解析する独自のカウンセリングサービス「FANCL SKIN PATCH(ファンケル スキンパッチ)」を無料で実施し、告知の枠を超えた新規顧客との接点拡大を図りました。
リニューアルの周知を入口に、駅という公共空間を本格的な解析の場へ変貌させることで、実体験を通じた納得感をブランドへの信頼へとつなげるブランドコミュニケーションです。
4. 広告枠にとどまらない沿線活用型PR 東急グループ『君のクイズ』公開連動コラボ

東急株式会社は、2026年5月15日(金)公開の映画『君のクイズ』とコラボレーションし、東急沿線施設を横断するプロモーションを実施。
商業施設・バス・電車を連動させ、生活者の日常導線に作品の世界観を配置します。日常の中にエンターテインメントを組み込むことで映画への関心喚起と、沿線回遊性の向上を図ります。
2026年5月1日(金)〜5月31日(日)まで東急バスでは本映画の特別装飾のラッピングバスを運行予定です。
車体のラッピングだけでなく、車内広告や降車ボタン音の変更、キャストによる車内放送、作中に登場するBGMも放送するという徹底した演出を施し、視覚・聴覚を通じて作品への没入体験を提供。劇場来場へのフックを創出しています。
さらに、2026年5月7日(木)からは東急電鉄でも車内ジャックトレインが運行します※。車内広告を作品ビジュアルで埋め尽くすだけでなく、思わず考え込んでしまうような仕掛けクイズを掲出。乗客の思考もジャックし、作品への興味を惹きつけます。
※6月初旬まで
商業施設にバス、電車と、生活者の日常導線(通勤・通学・買い物)をそのまま映画のプロモーションメディアとして活用。
グループ内の多様な資産を複合的に掛け合わせることで、単発の広告では達成できない作品への接触頻度と没入機会を提供しています。沿線エリアの活性化にもつながるプロモーションといえるでしょう。
5. 北海道の公共温泉が「ルパン三世」に染まる 聖地ビジネスを強化するリブランディング

原作者モンキー・パンチ氏の故郷として、2011年に「ルパン三世 はまなか宝島プラン」を掲げて以来、15年近くにわたり大規模なIP活用を継続してきた北海道・浜中町。
そんな「ルパン三世の街」としての歩みが、2026年4月20日(月)、さらなる深化を遂げました。1999年に町民の交流や保養を支える拠点として誕生した公共温泉施設が、四半世紀を経て「ルパン三世の湯 霧多布温泉ゆうゆ」へと改称。施設全体を作品世界へ没入させる舞台へと刷新しました。
通常は無音であるはずの浴室にアニメの名曲BGMを導入し、壁面イラストや館内のミュージアム化、さらには公式ライセンサー協力による専用ロゴの開発まで敢行。単なるキャラクターを飾った温泉ではなく、ここに来なければ味わえない唯一無二の体験を設計しています。
物語を全身で浴びるような没入体験の創出が、地域の誇りを次世代へとつなぎ、浜中町の価値を世界へ発信する新たな「お宝」となることが期待されます。
駅の公共空間を活用して本格的なカウンセリングを実施する体験型OOHや、商業施設・バス・電車というグループの総力を挙げた沿線活用型PRなど、リアルな接点を巧みに捉えた展開が目立ちました。
生活者の日常の行動ルートに自然に溶け込みながら、五感や体験を通じてブランドや作品への興味・納得感を高める。意外性や接触頻度そのものを話題化のフックにする導線設計が際立った1週間でした。
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