新フレーバーはファンが決める M&M’Sが7年ぶりに復活させた「Flavor Vote」

世界的チョコレートブランドM&M’S®が、投票によって新フレーバーを決めるキャンペーン「Flavor Vote」を開始しました。

今回登場したのは、ベーカリーをテーマにした「Bakery Collection」。Peanut Butter Cinnamon Roll(ピーナッツバターシナモンロール)、Cherry Chocolate Cupcake(チェリーチョコカップケーキ)、Lemon Meringue Pie(レモンメレンゲパイ)の3種類です。

生活者は実際に商品を試したうえで、専用サイトからお気に入りのフレーバーに投票できます。もっとも多くの票を集めた味が、今年の秋に期間限定で再登場する予定です。

ファン参加型の投票企画は珍しくなくなってきましたが、この施策をPRの視点から見ると、単なる話題づくりにとどまりません。

通常、商品開発のプロセスは企業内部で完結し、生活者が関わるのは発売後です。しかし「Flavor Vote」では商品化候補を市場に出し、その評価を生活者に委ねています。生活者は商品を食べ比べ、自分の“推しフレーバー”に投票することで、ブランドの意思決定に参加することになります。

さらに注目したいのは、Flavor Voteが今回初めての企画ではない点です。2016年、2018年、2019年にも同様の企画が実施され、Coffee NutやCrunchy Mintなどのフレーバーが実際に商品化されてきました。今回は約7年ぶりの復活となります。

M&M’Sはこれまでも、生活者参加型の企画を継続的に取り入れてきました。1995年には新しいチョコレートの色を決める投票を実施し、青色のM&M’Sが正式カラーとして採用されています。また、PR EDGEでも以前取り上げた、ファンと一緒にM&M’Sグッズを探すキャンペーンもそのひとつです。

単発の施策ではなく、長期にわたってファンをブランドの意思決定に巻き込み続けているーーそこにこそ、M&M’Sのブランド戦略の特徴があります。商品が生まれるプロセス自体をコンテンツにすることで、生活者との関係を積み重ねていく。「Flavor Vote」は、その姿勢を改めて示す事例といえるでしょう。

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