ハイネケン、酒店とタッグを組み生樽サーバーを八丈島での販路を展開

オランダ発祥のビールブランド「ハイネケン(Heineken)」が、樽からビールを直接グラス注ぐ使い切りタイプのビールサーバー「ハイネケン5L ケグ」の販路を離島・八丈島で展開します。

ハイネケン5L ケグは、電源やサーバーなどの機材やお手入れが不要。家庭用サイズの冷蔵庫でも保管できるため、キンキンに冷やしたお店顔負けのビールが楽しめるという人気商品です。2025年5月中旬から、本州から約300km離れた太平洋上に浮かぶ離島で、八丈島の老舗酒店「山田屋」とともに地域文化や観光需要に寄り添いながら販路拡大に取り組みます。

小売り販売を担う山田屋によると、生ビールサーバーを置いていない飲食店が夏季繁忙期にポップアップメニューとして導入したり、職場の仲間や家族と集まって食事を楽しんだりするシーンを想定し「島の暮らしや遊び方にぴったり」だとコメント。また、ハイネケンがグローバルなビールブランドであることから、インバウンド客からのニーズにもマッチします。

同社によると、八丈島が離島であることから商品輸送をめぐる取り扱いの難しさや、いわゆる生ビール用サーバーの設置はメンテナンスなどといった課題があったそうです。そういった課題を簡単に乗り越えられる商品特性を生かして、住民・観光客双方に喜ばれる販路を見出しました。

八丈島の暮らしに「家族や友人と語らい、飲み交わす時間が自然と存在する」ことが同ブランドが大切にしているという「人と人がつながる瞬間」というバリューに共鳴したことも、展開の理由に含まれているそうです。

ハイネケンを囲み、楽しむひとときを今後育んでいくという同社。地域社会への貢献に重きをおいたという“八丈島進出”ですが、離島の名物となった日にはグローバルブランドならではの個性的なプロモーション事例が誕生しそう。そんな日が待ち遠しく感じるニュースでした。

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