日差しによって見た目が変化 アイデアが光るOOH

スウェーデンの首都・ストックホルムにあるArtipelagは、コンテンポラリーからクラシカルまで、幅広い企画展を通じて地域住民のみならずヨーロッパ中にファンを持つ美術館です。特定のアーティストにフォーカスした展示やジャンルを横断しながら特定のモチーフを中心に企画された展示など、その種類は多岐に及びます。そんなArtipelagは今夏、ひまわりにスポットライトを当てた企画展を行うことを発表。そのプロモーションの主役となったのは、意外なメディアの意外な使い方でした。

展示は、夏の象徴とも言えるひまわりが印象的に描かれたアート作品をフィーチャーするという内容。Carl LarrsonやLena Cronqvistをはじめとした北欧出身のアーティストたちの、ひまわりに対するさまざまなアプローチを楽しめます。

その広告としてストックホルム市内に現れたのは、日差しの向きによって見え方が変わるアナログ感満載のOOHでした。水平にひまわりのシルエットを置くことで時間の経過とともにその下の掲出スペースに写し出されるひまわりの形が変わる……まさにリアルなひまわりの特性をアナログメディアで再現したのです。

デジタルメディアが発達した今、動きのある演出はすべて映像で表現してしまいがちですが、工夫次第ではアナログメディアでも温かみのある形で動きを作ることができる、そんな気付きを与えてくれる事例でした。

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